船橋市湊町の船橋漁港で、旬を迎えたスズキの水揚げが始まった。船橋はスズキの漁獲量で全国最多を誇り、市場でも高い人気を集めている。 （服部利崇）
スズキは夏の代表魚で、白身特有のあっさりした味わいが特徴だ。五月から十月に旬を迎える。船橋漁港は二〇一四年度のスズキ類漁獲量が全国一。昨年度も一四年度を約八十トン上回る約九百十トンを水揚げした。
このうち約七百四十トンを取り扱った海光物産（湊町）は、厳選した一部のスズキを「瞬〆（しゅんじめ）」スズキとして売り出す。
血抜きと神経抜きをほぼ同時に行うことで鮮度を保ち、身質の劣化も遅らすことが可能という。大野和彦社長（５６）は「本来は両立しないシコシコの食感と、熟成したうま味を同時に楽しめる。十日ほど日持ちもする」と話す。昨年度は約百六十トンを出荷した。
旬の「船橋のスズキ」をＰＲしようと、瞬〆の実演が同漁港で行われた。この日の朝、東京湾で捕れた体長約八十センチ、重さ約三キロのスズキのえらと尾に包丁を入れ、尾にエアガンから空気を送り込む。
実演した大野等さん（５３）は「ところてんの要領で神経を押し出す」とコツを明かす。
以下
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/list/201605/images/PK2016051802100081_size0.jpg
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/list/201605/CK2016051802000204.html
依頼
http://aoi.bbspink.com/test/read.cgi/3shuchaku/1463234625/13