佐賀市の倉庫で「闘鶏賭博」の疑い 暴力団幹部ら2人逮捕

佐賀市の倉庫で闘鶏を利用した賭博場を開き、利益を得ようとしていたとして、
60代の暴力団の幹部ら2人が逮捕されました。

逮捕されたのは、道仁会系暴力団の幹部で佐賀市西与賀町の江副彰久容疑者(61)と、
自営業で佐賀市川副町の佐々木弘行容疑者(63)の2人です。

警察によりますと、2人は今月2日、佐賀市川副町の倉庫で「闘鶏賭博」を開き、
利益を得ようとしたとして、賭博場開帳図利の疑いが持たれています。

警察が2日に倉庫に立ち入ったところ、江副容疑者と佐々木容疑者のほか、50代から
80代のおよそ20人が現場にいて、全員を取り調べた結果、2人が賭博場を主催した
疑いが強まったということです。

倉庫の中には丸い形をした土俵があり、警察が押し入った際にニワトリの一種、
シャモ2匹がこの中にいたということで、警察は、シャモを闘わせ賭け事の対象に
していたとみて調べています。

警察には、ことしに入って「闘鶏賭博が開かれている」という情報が寄せられ、
捜査を進めていました。

警察は、暴力団の組織的な関与や利益が暴力団の資金源になっていたかなどを
調べることにしています。

2人の認否については、「今後の捜査に支障がある」として明らかにしていません。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/20220704/5080012027.html