いつもの茶番
※無駄に長い
※赤井さんが情けない






安室「理想のタイプは沖矢さん、初体験の相手はライです」
赤井「ホォー……初恋もライか?」
安室「いえ初恋は学生時代旅行で行ったアメリカで会ったなんかチャラい男です」
赤井「君はそういったタイプが嫌いだと思ったが」
安室「仕方ないです好きになっちゃったんだから。僕が暴漢に襲われた所を助けてくれたんです、チャラくても強くてカッコいい人だった」
赤井「(ムスッ)全員俺とはタイプが違うな」
安室「あなたじゃないですか」
赤井「ライも沖矢もあえて演じていた。君は素の俺は嫌いか?」
安室「えーっと、今気づいたんですけど僕生涯で一人の人しか好きになってません」
赤井「はっ?初恋の軽いアメリカ人男が今でも好きだというのか」
安室「そういうことになりますね」
赤井「恋人の前で言うことか!どんな男だ詳しく特徴を教えろ」
安室「そうですね、格闘技が強い」
赤井(俺の方が強い自信があるぞ)
安室「冷静に状況を判断出来る」
赤井(俺だってその点については評価されている)
安室「ええと、女性にも男性にもめちゃくちゃモテてましたね」
赤井(俺もモテる、安室くん以外に好かれても意味はないが)
安室「あっ経験豊富そうでしたね、キスが上手かった」
赤井「キスを許したのか!」
安室「ええ助けて頂いたお礼を、と言ったらこれでいいと。ファーストキスだったのに深いのされちゃいました」
赤井「今すぐそいつの身体的特徴と年齢と住所と名前を言え!そいつをヤってから君を監禁する!」
安室「えーと10年前は22から24って所かな?会ったのはブルックリン」
赤井(10年前のブルックリン?俺もそこにいたのになぜ俺ではなくそいつが安室くんのファーストキスを……!)
安室「身体的特徴はくせ毛の黒髪にグリーンアイ、彫りが深くて隈がある」
赤井(ん?)
安室「名前はちゃんと聞いてないですけど、お友達らしいのモビーさんって人にはシュウと呼ばれてましたね」
赤井「10年前ブルックリンに住んでいた24くらいの黒髪緑目隈がある友達にモビーがいるシュウという男だと?」
安室「はい」
赤井「くそっここまで俺と同じ条件でなぜ俺は君に出会えなかったんだ」
安室「おい、そこまで綺麗に忘れてるとさすがに怒るぞ!」
赤井「……俺なのか?」
安室「あなたですよ!この前FBIの集まりに顔出させて貰ったときモビーさんに確認しましたから間違いないです」
赤井「あいつ俺に断りもなくで安室くんと話をしやがって」
安室「僕が人と話すのになぜあなたの許可がいるんですか」
赤井「いるだろう」
安室「いりません」

安室「はぁ、『シュウはモテ男だからレイみたいな綺麗な子でも日常一部で覚えてなくても仕方ない』と言っていましたが本当でしたね」
赤井「誰がそんなことを」
安室「だからモビーさん」
赤井「あいつ安室くんを呼び捨てにするとか死にたいようだな」
安室「その前にあなたでしょ」
赤井「なにがだ」
安室「僕の初恋でファーストキスの相手抹殺するのでは?」
赤井「初恋でファーストキスで初体験で理想のタイプで……今の恋人?」
安室「はい」
赤井「全部俺だな」
安室「ついでに言うと殺したかった相手でいけすかない相手で絶対に負けたくない相手です。全部あなたです。……あなただけです」
赤井「そうだな」
安室「ええそうです」
赤井「だが理想のタイプは再考してくれ」
安室「なぜ?」
赤井「あいつは胡散臭いし絶対に君を泣かせるろくでもない奴だ」
安室「あはは、自分だろ赤井秀一!大好きですよ嫉妬深い緑の目の怪物さん」

やまなしおちなしいみなし