逢ふことの 絶えてしなくは なかなかに

人をも身をも 恨みざらまし

 作者:中納言朝忠(ちゅうなごんあさただ)

 意味

あなたと逢って、愛し合うことがまったくなかったら、あなたのつれない態度も、私の身のせつなさも恨むことはなかったのに。

※ 逢ふことの

男女が逢って、愛し合うこと

※ 絶えてしなくは

まったくないのなら

※ なかなかに

むしろ

※ 人をも身をも

相手の人も、自分の

※ 恨みざらまし

恨むことはないでしょう