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「おめぇ、……戦略、戦術、…そして戦闘、…全て三拍子揃ってるぜ。
 ……お前みたいなヤツが俺の役をやるべきなんだよ…。山狗みてぇなクソどもの隊長をな…!」 
「ははん。ごめんだね、あんたらみたいな根暗そうな秘密部隊の隊長なんて!」 

 魅音が笑い捨てる。 小此木もそれを笑って受けた。 
 謙遜でなく、それは純粋な反応だと思った。 

「……へへへ、そうだな。お前ほどの器なら日本の不正規戦部隊長なんてもったいないぜ…。 
 SASでもデルタでもスペツナズでも、…どこでも最高の人材になれるだろうぜ。何しろ、」 
「はははは、あっははははははは!!! SASぅ? デルタフォースぅ? 
 下らないねぇ! そんな退屈なところじゃあ、私を飼いならせやしないよ!!」 
「……へっへへははははは! そうだろうな。そうだろうよ。 
 ……なら聞かせてくれ。お前ほどのヤツなら、何の隊長を望む!」 
「隊長なんて興味ないね。部長でいいね。」 
「……部長…。英国情報部辺りってとこか、…ふ、妥当だな。」 
「だめだめだめ、なってないね! あのねぇ、私がやりたい部長はたったひとつ!! 
 雛見沢分校の我が部の部長だけさッ!! 罰ゲームのない戦いなんてごめんだね! 
 口先の魔術師、前原圭一! かぁいいモードの竜宮レナ! 
 萌え落としの梨花ちゃん!! 沙都子 
 そして期待の新人、古手羽入!! これだけ揃ってりゃ、世界のどこだろうと退屈だねッ!!」 
 「…………勝てねぇ…。……勝てねぇよ……。…こんなヤツが隊長だったんじゃ、 
 …勝てるわきゃねぇやな…。へへへへはははははははは!!」