>>799
野獣退治に来てがちの殴り合いのなかで野獣に理性があることを察し観察の名目で居着く安室
しばらくして野獣赤井とすこしづつ打ち解け呪いの話を聞き
あなただったら愛してくれる人なんていくらでも見つかりますよと女を紹介する安室くん
何人か野獣姿でも赤井を理解してくれる女性が現れるが胸にもやもやしたものが溜まる安室
ある日赤井はもう女を紹介しないでくれ君も来ないでくれと安室拒絶する
赤井を愛してくれる人はもしかしたら見つかるかも知れない、だが赤井が求める人は永遠に手に入らない
だから無意味だと
赤井に拒絶されたショックで城に寄り付かなくなる安室
しかしどうしても気になり城の付近まで行ってみた
すると赤井が呪いに苦しむうなり声が切れ目なく響いている
堪らなくなり赤井の元に駆けつける安室
そんな苦しいのに、そんな救いを求めるのにどうして呪いを解こうとしないんだ!お前が本当に求める愛となんなんだ!
呪いにより理性が麻痺している赤井は決して言うまいと思っていた心のうちを晒してしまう

それは君だよ、安室くん

それを聞いた瞬間安室は野獣赤井の毛むくじゃらの体を抱き締める

ならば呪いは今すぐにでも解ける!僕の胸にも愛はある!

その叫びと呼応するように野獣赤井の体が光に包まれ眩しさに思わず目を閉じた安室が次に目を開けたときには人間赤井の姿があった

そして安室は思ったのだ
野獣姿の方がもふもふで可愛かったな、と