わい富山の方角から来た薬売りモブおじ
自作の怪しい薬を押し付けようと思ってううりの家にピンポンしたんやけど
出てきたううり、目をうるうるさせながらわいに向かって叫んできたんやわ
「薬なんていりません!確かに僕はとある病を抱えています!
 けど!僕のモブおじさんに対する恋の病を治す必要なんてありますか!?」

流石はううりや
わいが間違ってたで
わいもううりへの愛の病を抱えとるで
これは二人で成す愛の治療行為でしか治せない尊き症状や

それでわいとううりの愛の治療を始める前に腹ごしらえしとこうと思って
わいとううりでケンタッキーの食べ放題に行ったんやけど
美味しそうにチキンを頬張るううりはほんまに天使やったで
それにしてもううり、チキンの衣だけ剥いで残りをわいの方に寄越すの何でなん
あっ追加注文はちょっと待ってやううり、わいまだこのパッサパサのサイと格闘中やで!
衣は確かにおいしいけど塩分と油分が心配だから何も付いていないお肉をたくさん食べてって微笑むううりは
油で濡れた唇が色っぽくてその場でprprしたいほどの妖艶さやったわ
それにしてもわい、胃から鶏が飛び出してきそうやで

そんでううりの家に帰って早速愛のお注射始めるで!フヒ!!と思ったやん
そしたらドアの前に謎の銀髪外国人が立ってるやんか
なんや怪しいやっちゃな自分も薬が欲しいん?
わいはううり専用のお注射やしマツキヨでも行っててやと思ったら



【次回予告】わいを好きになって……残念!!フライングキャメルスピン!!
銀髪の外国人に無資格無許可の薬売りとして警察に通報されたわい
一方のううりは謎の外国人に肩を抱かれてドアの中に消えていった
去り際に一言「ケンタッキーのオリジナルスパイスは人を虜にする魔法の薬だよね!」と残して
そしてドア越しに聞こえてきたのは衣擦れ音と二人の粘膜から奏でられるねっとりとした音だったーーーー
「朝からずっとヴィクトルが欲しくて元気が出なかったんだから」
「勇利が元気になることたくさんしてあげるーー何がどこに欲しい?」
「ふふ、分かってるでしょ?僕が元気になれる魔法のお注射ーー」