零「ただいまー」
透「おかえり。それで、デートの結果は?」
零「……された」
透「え?」
零「プロポーズ、された」
透「………!おめでとう!赤井さんとうとう言ったんだー♡」
零「…うん」
透「受けるんですよね?」
零「うん…♡」
透「ほんとにおめでとう!零、ずっと赤井のこと好きだったもんね。よかったよ。ほんとうによかった。ぼく自分のことみたいに嬉しい」
零「透のおかげだ。俺の背中推してくれなかったら、たぶん踏ん切りが付かなかったし」
透「ううん。そんなことない。ただ少し、時間はかかったかもしれないけど。どこかの甘えっこがだだこねるからね」クスクス

零「…そういえばバボは?いつもなら一番にここにいるのに」
透「尾行しようと付いていって、適当に遊んで来るように言ったから、そろそろ帰って来ますよ」
零「だれに?」
透「お友だちのライくん。」
零「………ライ?」
透「あれ?零は知らなかったけ?ほら写真のこの子。スコッチくんとバボと仲良くしてくれてるんだ」
零「………」
透「どうしたの?」
零「こいつ、諸星って名前じゃないのか?」
透「……え?」
零「明美ちゃんの彼氏だったはず」
透「それって…」
零「バーボンと付き合ってないよな」
透「まさか!あの子にはまだ早いよ。それにちゃんと釘差したし。ライくんは変な子じゃない」
零「……透の男の趣味は変わってるから信用できないな」
透「は?沖矢さんのどこが変なんですか」
零「27で大学生ってとこが。あと胡散臭い。なんの研究してるのか不明だし鍋持ってきたときは正直人肉入ってるかと思った」
透「!そ、そっちだって夜勤空けは人殺してそうな顔してるクセに!」
零「FBIだしあいつ狙撃班だからまあ、間違ってない」

透「」ムス
零「…それで、このライくんとやらは何をやってるんだ?組織に属してそうな格好だが」
透「………ギタリスト?」