風降 SS
「...なあ、風見って童貞?」
「は!?い、いきなり何聞いてるんですか...!」
「だって気になったんだ。なあ、童貞?風見って童貞?童貞かー?童貞なのかー!!」
「おおおおお落ち着いて下さい!いくら4徹目だと言っても錯乱し過ぎですって!」
「で、どうなんだよ実際」
「えっ...そ、それは......ど、ど、ど童貞...ですけど...」
「やっぱり!流石風見だ!俺の期待を裏切らないな!」
「ちょっ何ですかそれ!というか背中叩くのやめてください痛い!」
「あー悪い悪い...じゃあ彼女とかはいないのか?」
「まあ...今はいませんけど」
「今はって、昔はいたのか」
「中学生の時に。その後は勉強優先だったから作りませんでしたね」
「ふぅん......何、じゃあキスとかもしたのか?」
「...あの、この会話いつまで続けるんですか?」
「俺が満足するまで」
「はあ...しましたよ。と言っても中学生だからちょっと触れるだけでしたけど。まああの頃はドキドキしましたね」
「へぇ...」
「なんで聞いといて不機嫌になってるんですか...もう満足したならこの話終わりでいいですよね?...ッ!?ちょ、ふるやさ...むぐっ!...ッ」
「っ...はっ、...大人のキスは、初めて、...だろ?」
「ふ、降谷しゃん...」
「なぁに情けない顔してるんだよ。...童貞も奪ってほしいか?なーんて。...ちょっとトイレ行ってくる」
「...は、はひ...」(ふ、降谷さんめちゃくちゃいい匂いしたしめちゃくちゃキス気持ち良かった......)
-トイレにて
「ああああああなんであんなことしちゃったんだ俺のバカバカバカバカ!ディープキスなんてこっちだって初めてだわ馬鹿!なに手馴れた雰囲気出しちゃってんだよ俺のバカ!しかも童貞奪ってほしいか?...じゃないわ!!俺処女!!!......引かれちゃったかなぁ......」