疲れたから海賊パロジンバボSS

バボ「どうして海賊になったんですか?」
ジン「あ?」
バボ「貴方に海が似合わないので気になって」
ジン「知るか、黙らねぇと撃つ」
バボ「冥土の土産に教えて下さいよ。知らないことがあると死んでも死に切れません」
(ジンがバボの額に銃を押し当てる)
バボ「……」
ジン「……チッ、俺だって知るかよ、ガキの頃から船の上にいただけだ」
バボ「へぇ、貴方もしかして貴族の出とか?」
ジン「あぁ?」
バボ「海賊船に女は禁忌。陸で生ませたガキを乗せるなんて奇特な船もないでしょう?だったら答えは一つ。利用価値があるから浚われた子供…」
ジン「フン、ホームズは陸の上だけにしてほしいもんだな」
バボ「僕は陸で会いたかったですよ、でもきっと貴方に陸は狭すぎる」
ジン「……」
バボ「さぁ、もう思い残すことはありません一思いにやって下さい」
ジン「……」
バボ「撃たないんですか。お喋りは嫌いなんでしょう?」
ジン「……ハッ、誰がてめぇの言うとおりに動くかよ。心臓の止まったときに発動か?海軍は確か最近妙な仕掛けを手に入れたらしいな」
バボ「っ…」
ジン「お前には生きててもらうぜバーボン、大切な交渉材料だ」
バボ「……そんな事して、どうなるか貴方が一番よく分かってますよね?齢10歳にして海賊船を乗っ取り懸賞金1億を越えた貴方なら」
ジン「よく調べてるじゃねぇか。安心しろ、てめぇに殺されてやるほど俺は優しくないぜ?」