わいの夢も語ってええ?

かつて警察なりたての降谷さんに命助けられた事あるわい♂はずっとあむの事が忘れられずにあむを思い続けてるんや
ある日の夜仕事帰りに今朝の作業場であった港の倉庫に落とした時計拾いに行ったら
そこで黒づくめの男たちの怪しげな取引現場を目撃してしまうねん
隠れるのに夢中になっていたわいは背後から近づいてくるもう一人の仲間に気づかず震えとんのやけど
そしたら取引中やった黒づくめの男がわいの方に「誰だ!?」って銃向けんねん
あかん死んだって思ったときわいの背後でキャップから金髪が覗くロリかわオーラの男が「僕ですよ」って顔出すんや
取引中やった奴らは何だおまえかみたいな空気なってそのまま取引終了帰って行くねん
ロリかわオーラとわいだけ残された倉庫でわいどうしていいか分からず立つことも出来ずやったんやけど
ロリかわの方から今日のことは黙ってて欲しい事と怖い思いさせてすみませんって声かけてくれんねん
わい上手く返せんくてとりあえず頷いて誰にも喋らん!ってアピールするんや
したらロリかわは安心したように息を吐いてわいの時計を渡してくれんねん
もう落とさないで下さいねってロリかわが顔を上げたとき丁度月明かりがさして
そのロリかわがわいの一生忘れられん降谷さんと同一人物やって分かるんや
でもあむはさっさとその場から立ち去ってしまい
わいはその後特に日常が変わることもなくけど忘れることも出来ないまま日々が過ぎ去って行くねん
その出来事から数年は経ったやろか
普通に港の倉庫で仕事しとったら忘れられない金髪と見たこと無い銀髪が視界の端に見えるんよ
わいが積み込もうとしてるコンテナの中に消えていってえっえって思ってたら警察がわいのとこにくんねん
ここらにこの男達が潜伏しとる協力せぇって写真見せられるんや
一人は確実に降谷さんでもう一人は整ってるけど怖い顔の銀髪やねん
わいは積み込むコンテナを指さして「これは今中見たばっかやけど他のは入り込んどったら分からん。なんせ100個はあるからな」って言うで
警察は倉庫内のコンテナしらみつぶしする間にわいは仕事通りにコンテナを海外に輸出するため船に運び込むねん
わいは何も見とらんし何も知らん善良な一般市民やで
ただ好きな人の幸せを祈るようなほんまにしょーもない普通の男やねん
降谷さん何したんやって一生悩み続けるつもりやったけど
翌年イギリスに旅行行ったら短い銀髪の大男と仲良さそうにフィッシュ&チップス食べあう降谷さん見かけたで