>>953
目覚めたのは七時であったが未だ寝床から起き上がれないでいる
ずっと寝ていたくとも尿意で便所に行かざるを得ず食べたくなくとも腹は減る
わらしの下に敷かれたシーツのように薄く高価でなくしかし役に立つものになりたいと思えど残念ながらわらしにはしっかりとした厚みがある
寝返りをうつとおさんぽ犬が散歩に誘う
毎日のわらしの気分はまるで散歩に引き摺られる犬なのだ
首輪もついていないというのに