わいの赤井夢を聞いてくれ!


ハーイ!わいは若きFBI美人捜査官(♀)
今回黒の組織との全面対決ってことで人員補給のために来日したで
前から日本のスーシィ、サシーミィ、スキヤーキシャブシャーブには興味あったのと
何より憧れのシュウと一緒に仕事できるのが楽しみでしゃあない
シュウはわいがアカデミー生のころ何回か射撃の臨時講師として呼ばれとったんで知り合った
知り合いいうてもあっちはアカデミー生のうち一人やと思って覚えとらんかもやけどな
と思ってたら引継ぎMtgでわいのこと見て「あの時の」言うた!わいを覚えとった!
しつこく射撃のコツや思い出深い事件のこととか聞いたり自主練しまくって「筋がいいな」って褒められられたりしたかいあったわ!
しかし隣の女、ジョディ捜査官は邪魔やな
シュウの昔の女やってのはFBIでは有名な話やけど今切れとるのはわかっとる
より戻しとらんよな?
(ジョディ「ちょっとあんた何一人で書類整理さぼってるの」
 赤井「てめーが向いてるだろそういうのは。イライラすんな今日はアノ日か?」
 ジョディ「ほんっとデリカシーの無い男!レイに告げ口するわよ!」
 赤井「……」
 ジョディ「最初からおとなしく仕事すればいいのよ」)
これは戻しとらん……よな?レイって誰や調査が必要や

わいら補充要員の歓迎会兼ねてってことで夜は軽く飲みに行ったで
これがIZAKAYAってやつか……ええな料理のレパートリーが豊富や
しっかりシュウの隣の席もキープできたしな!
頃合いみてわいの自慢のバスト押し付けたろ
間借りしとる日本警察の捜査官も何人か来とるがみんな仕事中とは別人やなはっちゃけ過ぎや
仕事中は怒ったみたいな顔しとる眉毛(カザマとかいったっけ?)がニコニコしながら娘の写真見せびらかしとる
普段からこういう雰囲気で仕事すりゃええのに日本人厄介やな
その点シュウは仕事中でもプライベートでも男でも女でも態度変えんぶれん男やから♡
ってぶれとる!溶けとる!デレっとる!えっわいまだ当ててないで!なんで!
シュウはメシ食っとるだけやん、しかも嫌いな野菜ホイホイさらに放り込まれて……
「あなたちゃんと野菜も食べてください」
「安室くんが作ったのなら食べられるんだが……店のはまずい」
「不味くないです美味しいです。言い訳しない」
「いや君の手にかかったブロッコリーは別物だ。ブロッコリーのグラタンまた食べたい」
「はいはいあれ結構手がかかるのでお休みの日にね」
「約束だぞ」
なんやこの……この褐色で髪サラサラでキュートフェイス……
「ねえシュウ、彼紹介してよ」
「……ちっ」
舌打ちした!睨まれた!まるでハニーとのスウィートタイム邪魔されたみたいな顔した!
「ちょっと態度悪いですよあなた。すみません、ご挨拶遅れました。僕は今回の合同捜査本部の日本側の指揮官を務めております安室透です」
こいつがレイかと思ったけどちゃうんか
まあいいとりあえずわいの敵やな
「よろしくねトール。ところで人の嫌いな物を食べさせるって心理的傷害の強要行為だと思うけど日本ではそんなこと許されてるのかしらぁ?」
「わざとだからいいんですよ(にっこり)」
「わざと?あなたシュウに嫌がらせなんてしてるの!最低じゃない」
「おい安室くんに対して失礼だぞ」
「ちょっとなんでこの子庇うのよシュウ。美味しくないもの食べさせられるなんて最悪でしょう」
「安室君は俺の体を思って勧めてくれているんだ。安室くんのやさしさだ。お前に口を挟まれるいわれはない」
「わかってるなら素直に野菜たべてくれませんかね」
「俺の世話を焼く君がかわいい」
「すぐそういうこというんですから……」
あのーわいおるんですけどー
目の前の桃色空間から締め出されとったらジョディが肩叩いた
「無理よ、ああなったら。こっちで飲みましょ」
「シュウ、いつもああなの?」
「ええ、彼と和解してからずっとああ。まったく、前は命狙われていたっていうのになんなのかしらね」
「命って……なにそれ!アブナイ奴じゃない!」
シュウは騙されとる!
わいはトールの魔の手からシュウを守る決意をしたのだった……
※なおその後一方的に撃沈する日が続く模様、なんだかんだわいとトールが仲良くなり、シュウに嫉妬される