シリアルなジンバボにウォッカ絡めたいで

お約束の知りすぎたからと組織と一緒に殺されそうになるあむを咄嗟に庇ってしまうジンニキ
「ジンッ!?どうして!?」
「あぁ?知るか、てめぇがぼさっとしてると調子狂うんだよ……ッチ!」
「動かないで下さい!血が…!」
「ケッ、さっさと行っちまえ、てめぇの間抜けた面見ながらじゃあ煙草もまずくて吸えねぇ」
みたいな会話してバボを押しのけるジン
直後建物が崩れてジンの方には戻れなくなりジンも安否不明
帰るところもないのにどこへ行けばいいか分からず立ち尽くすあむに背後からウォッカ
「おい兄貴の言葉が聞こえなかったか?さっさと俺たちの前から失せろ裏切り者」と言いながら銃を投げ渡す
咄嗟に受け取るあむに「選別だ、くれてやるよ」とウォッカが一言
「ウォッカ…何で僕を殺さないんですか…」
「勘違いすんなよ、お前の為なんかじゃねぇ。兄貴の為だ。お前が死ぬと兄貴が……悔しがるからな」
悲しむとは言えず言葉を濁すウォッカ
銃を握りしめると何故だか生きる気力がわいてくるあむ
「生かしたらきっと貴方達を追いかけますよ、地獄まででも」
「へぇ、そりゃいいな。やってみろよバーボン」
崩れた建物の中へ向かうため炎の中に歩き出すウォッカ
「待ってるぜ、兄貴と一緒にな。……お前のこと割と嫌いじゃなかったぜ」
「ウォッカ…!!」

数年後ロシアの某都市で内職をしていたウォッカと後ろで酒を煽るジン
突如扉が蹴破られ飛び上がるウォッカと舌打ちするジン
「どうも宅配便です!どうせ安酒を飲んでるだろうと思って、最高級のバーボンをお持ちしました♡」
あの時の銃を構えて微笑むあむ
ニヤリと笑って窓から逃げる2人
ハッピーエンド