>>290は中高生コンピュータで無作為に選んだ読解力テストの問題らって

 調査の名称は「リーディングスキルテスト」。
教科書や新聞記事などの文章を読んでもらい、意味や構造を理解できているかを調べる内容で、
2016年4月から今年7月にかけて、中高生を中心に全国で約2万4千人が受けた。
問題は、コンピューターで受験者ごとに無作為に出題した。
その結果、例えば「メジャーリーグ選手の出身国の内訳」に関する中学校の社会科教科書の文章を読み、
内容に合うグラフを正しく選べた中学生は12%で、高校生も28%にとどまった。
文章には「選手のうち28%はアメリカ合衆国以外の出身」とあったが、
四つのグラフの中から「72%がアメリカ合衆国出身」という事実を示すものを選択できない生徒が多かった。
似た文章を比較する問題でも誤答が多かった。
調査では、やはり中学校の社会科の教科書にある「幕府は、1639年、ポルトガル人を追放し、大名には沿岸の警備を命じた」という文と、「1639年、ポルトガル人は追放され、幕府は大名から沿岸の警備を命じられた」が同じ意味かを尋ねた。
幕府と大名の関係が入れ替わっているため、正解は「異なる」だが、
中学生の42%、高校生の27%が「同じだ」と答えた。