世界を支配する征服王の一族赤井さん
かつて神と契約し地上に人の繁栄をもたらしたが人の裏切りにあい人知れず姿を消した旧き王家の末裔安室くん

赤井さんの国と敵対する黒の国が世界を揺るがす力の鍵となる血脈の零くんを
捕らえて連れ去ろうとした所を幼き赤井さんが助けたことが出会いだった
助けて少しだけ一緒に旅をしたが隠れ里の場所を知られる訳には行かないので適当な所で別れる二人
また会おうと約束して
しかし隠れ里はすでに黒の国の手によって壊滅していた
黒の国は赤の国がやったように偽装していたので零くんは赤の国を憎み復讐を誓う
れいくんは安室透と名を変え頼るものもなく赤の国にたどり着き暫くは路上で暮らす
その時助けてくれたのがスコッチ一家
兵士の試験を受け王族に近付き復讐を果たそうとする安室くんを心配してスコッチも兵士になる
その時の兵士仲間が同期たち
御前試合の機会があったときにあの時の少年が王子だったことを知る
王子もまた軍属になっていた
赤井さんも安室くんがれいくんではないかと気がつくが泣き虫で負けん気が強いけどぽやぽやしてたれいくんと
冷静沈着で何事も受け流す安室くんがあまりつながらない
同期といるときだけ表情が緩むのが気に食わなくてわざとちょっかいをかける
だんだん赤井さんに張り合うようになる安室くん
赤井さんは嬉しい

そうこうするうちに黒の国との戦
激しい戦いで同期はみんな死亡
同じ部隊にいたのに助けられなかったと安室くん絶望
同時に黒の国のやり口が自分の里を滅ぼしたものと同じだと気付く
そして戦死者を静かに悼む王族としての赤井さんの背中を見て自分の誤解を知りもう自分には赤の国の為に尽くすしかないと決意する
突っかかってこなくなった安室くんに赤井さんは物足りない
皇太子の赤井ではだめだとわかったので調査官沖矢という偽の身分を作って安室くんの部隊に張り付く
暫くは沖矢として弄ったり赤井として懐柔しようとしたり
だんだん沖矢に気安くなる安室くんに嫉妬で腹を立てたり赤井を尊敬の目で語る安室くんに沖矢として面白くなかったり
そのうち黒の組織が安室くんの家族の遺体を使って神の力を解放し世界をめちゃめちゃにしようとしてることがわかり
正統な力の継承者として安室くんが黒の国に潜入して鍵を奪取しようと赤井さんに無断で軍を離脱
赤井さん鬼神の容貌で追っ掛ける
なんやかんやあって内側から安室くんがソトガワカラ赤井さんが攻めることで黒の国は崩壊
赤井さんが神の代行者の旧い一族を娶るんだ文句あるかと大臣達を黙らせて安室くんを強引に王妃にする
赤井が欲しかったのは僕の一族の血……とか今さらな勘違いすれ違いがあったりしたけれどなんやかんや幸せになりました
沖矢=赤井がバレてないと信じてた赤井さんが間男ごっこ仕掛けて乗った安室くんにお仕置きしたり(安室くんは知ってて茶番劇したのに)