兄様呼びで慕ったのは勇作さんに職業差別や出自差別の思想がないって描写
(杉が山猫揶揄をくだらねって言うのと根っこは同じ)
兄様が嫌がってたのに纏わりついてたのは確かに空気読めてないかもだけど、好きな相手が近くにいたら陽キャはコミュニケーションとして好意を隠さないよ
(それだから陽キャになるし人は自分を好きな相手は好きになるミラーリングで人間が好きな陽キャは当然人に好かれやすい)
(実際、避けられてるようで、って気付いてからは兄様が誘うまで寄って行ってないと思う
だから誘われた時に頬を染めてまで喜んでた)
あの当時の武家の家系の「嫡男」が甘やかされて育てられる訳ない、家が潰れる
(次男以下は家を継げないので教育はするけど放置も多い)
性格悪いのを陰湿に隠してるんなら、あんなに身近に迫られてる兄様が勇作さんを高潔とか評さない
(兄様が育ちの悪い愛人の子でろくな教育も受けてないアホって思ってるなら騙されるのも分かる)

よく見かける批判は「現代ではない」って視点がすっぽり抜けてる事が多い
ここまで明治風俗を調べて描いてくれてるのに…作者も(息抜きでふざけてる時も勿論あるけど)頑張った甲斐がなくて乙だわ