痴漢の本質について訊く第3回のテーマは<痴漢を性依存症と捉える>。
会社に苦手なパワハラ上司がいる新人サラリーマン……。
もう仕事を辞めたい、むしゃくしゃする、と思いながら電車に揺られていたら、手の甲が前に立っていた女性のおしりに触れた。
その柔らかな感触を通して脳に電撃が走った。しばらく考えてバレないように、手の甲を電車の揺れに合わせて押し付けてみたが、女性は微動だにしない。
これまでの日常では経験したことのない興奮が訪れ、パワハラ上司のことは頭から一瞬で吹き飛んだ――。
これは『男が痴漢になる理由』で紹介される、痴漢を初めて経験した男性のモデルケースのひとつだ。
こういったささいなきっかけから痴漢の常習者となっていく男性たちは、やがて修正し難い「認知の歪み」を持つようになる。
それはたとえば、このような考えだ。
●露出の多い派手な服を着ている女性は痴漢されても仕方がない。
●最初はイヤがっていても多くの女性は痴漢されているうちに気持ちよくなる。
●女性は痴漢されたいという願望を持っている。
●今週も1週間、仕事を頑張ったから、自分は痴漢しても許される。
まともな人には、とんでもない考えであることは明白だろうが、痴漢を行う者は本気でこう考えている。
さらには、「自分は痴漢をした女性と一緒に電車を下りて、ホテルに行ったことがある」という信じがたいエピソードをネット掲示板に書き込む者もいる。
真偽のほどが不明な逸話を読むことで、痴漢常習者の行動はさらにエスカレートしていく。
斉藤氏によれば、大森榎本クリニックでは痴漢常習者を性依存症として捉え、行動変容が必要な「患者」として受け入れているという。
だが、こういった<認知の歪み>を修正することは決して簡単ではない。
「よく裁判ではまず、加害男性に『反省』を求めますが、治療の観点からは『反省』よりも先に『行動を変容させる』ことを第一の目的にしています」
(斉藤氏)
つまり、内面はどうあれ、まずは痴漢という行為をしないためのリスクマネジメントやコーピング(対処行動)を再教育して、それを日々丁寧に反復練習するのだ。
「これがうまくいくようになると自己肯定感があがり、治療への意欲がわいてきます。その地道な積み重ねの上で連動して、徐々に内面の変容が起こることを、次の治療目標として設定しています。
これが加害者臨床における<変化のステージモデル>といいます」
治療プログラムでは、自分自身の生育歴を振り返ったり、ミーティングをすることで同じ問題を持った仲間同士の連帯意識が生まれ行動の変容を目指す。
その際に、ポルノの視聴やマスターベーションについて、一定の制限を提案する場合もある。
「マスターベーションをやめると、逆にストレスがたまって性犯罪の引き金になると思っている人は多いのですが、実はマスターベーションが欲求を亢進させている場合が多い。
そこで『試しに1カ月ほど自慰行為をやめてみませんか』と提案してみると、意外とやめられることに気づく人が多くて、それがより安全なリスク管理や行動変容のきっかけになる場合もあります」
続く
以下ソース
http://healthpress.jp/2017/09/post-3197.html
★関連板★
■えっちな話題なら”ピンクニュース”
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もう仕事を辞めたい、むしゃくしゃする、と思いながら電車に揺られていたら、手の甲が前に立っていた女性のおしりに触れた。
その柔らかな感触を通して脳に電撃が走った。しばらく考えてバレないように、手の甲を電車の揺れに合わせて押し付けてみたが、女性は微動だにしない。
これまでの日常では経験したことのない興奮が訪れ、パワハラ上司のことは頭から一瞬で吹き飛んだ――。
これは『男が痴漢になる理由』で紹介される、痴漢を初めて経験した男性のモデルケースのひとつだ。
こういったささいなきっかけから痴漢の常習者となっていく男性たちは、やがて修正し難い「認知の歪み」を持つようになる。
それはたとえば、このような考えだ。
●露出の多い派手な服を着ている女性は痴漢されても仕方がない。
●最初はイヤがっていても多くの女性は痴漢されているうちに気持ちよくなる。
●女性は痴漢されたいという願望を持っている。
●今週も1週間、仕事を頑張ったから、自分は痴漢しても許される。
まともな人には、とんでもない考えであることは明白だろうが、痴漢を行う者は本気でこう考えている。
さらには、「自分は痴漢をした女性と一緒に電車を下りて、ホテルに行ったことがある」という信じがたいエピソードをネット掲示板に書き込む者もいる。
真偽のほどが不明な逸話を読むことで、痴漢常習者の行動はさらにエスカレートしていく。
斉藤氏によれば、大森榎本クリニックでは痴漢常習者を性依存症として捉え、行動変容が必要な「患者」として受け入れているという。
だが、こういった<認知の歪み>を修正することは決して簡単ではない。
「よく裁判ではまず、加害男性に『反省』を求めますが、治療の観点からは『反省』よりも先に『行動を変容させる』ことを第一の目的にしています」
(斉藤氏)
つまり、内面はどうあれ、まずは痴漢という行為をしないためのリスクマネジメントやコーピング(対処行動)を再教育して、それを日々丁寧に反復練習するのだ。
「これがうまくいくようになると自己肯定感があがり、治療への意欲がわいてきます。その地道な積み重ねの上で連動して、徐々に内面の変容が起こることを、次の治療目標として設定しています。
これが加害者臨床における<変化のステージモデル>といいます」
治療プログラムでは、自分自身の生育歴を振り返ったり、ミーティングをすることで同じ問題を持った仲間同士の連帯意識が生まれ行動の変容を目指す。
その際に、ポルノの視聴やマスターベーションについて、一定の制限を提案する場合もある。
「マスターベーションをやめると、逆にストレスがたまって性犯罪の引き金になると思っている人は多いのですが、実はマスターベーションが欲求を亢進させている場合が多い。
そこで『試しに1カ月ほど自慰行為をやめてみませんか』と提案してみると、意外とやめられることに気づく人が多くて、それがより安全なリスク管理や行動変容のきっかけになる場合もあります」
続く
以下ソース
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