http://tablo.jp/case/img/minamiaoyama001.jpg
南青山児童相談所設立予定地
私は3年ほど前まで、南青山の公立小学校の校庭を借りて行う小学生のためのスポーツクラブの監護係を務めていました。このスポーツクラブは小学校の部活動ではなく、民間の団体に委任した専門のコーチが小学生たちに駆けっこや幅跳びなどを教える教室のようなものです。平日の早朝に開かれ、自由参加ですが、件の公立小の児童に人気があり、毎朝、多いときでは50人以上も集まって楽しそうに運動していました。
同校の一生徒だった私の子どもが参加したことが、私が監護係になるきっかけでしたが、当時、彼らの姿には本当に癒されましたし、参加児童の保護者の方々との触れ合いも日々の楽しみのひとつになっていました。
コーチは外国籍の方で、スポーツクラブの生徒の中にも外国人子弟が何人かいました。
人種や国籍だけでなく、保護者の職業もさまざまでした。会社員、看護師、介護士、地元の個人商店経営者......私や夫のような自由業・自営業の人もいました。
この住民の多様性が南青山の特色で、独特の寛容な土地柄を形成していると......私は、前職のせいでともすれば差別的な扱いをうける身であるからこそ、長らく信じてきました。
つい最近、「元セクシー女優の子どもは苛められる」といった憶測とも元セクシー女優への批難ともつかない意見がSNSで飛び交い、話題になりました。
しかし、うちの息子は、私と夫がいわゆる「顔バレ」をしていたにもかかわらず、南青山では、まったく苛められませんでした!
報道された、自称"建設反対派"住人の差別的で狭量な発言は、南青山の住人らしくないと思いました。
また、南青山について、「セレブ」だの「ブランドイメージ」だのといった馬鹿々々しくもきらびやかな形容がマスコミによって繰り返し流されることにも、一住人として大きな違和感を覚えました。
http://tablo.jp/case/img/minamiaoyama002.jpg
昭和の面影を残す路地
私たちが暮らす南青山は、コンビニエンスストアと全国どこにでもあるスーパーマーケットチェーンの「イオン」、特売のお菓子と日用品を店先に並べた薬局や、銭湯とコインランドリー、手作りの豆腐を作りつづけている小さなお豆腐やさんのある、南青山です。
お寺の夏祭りに子どもたちが小銭を握っていって屋台で買い食いをする町、お母さんたちが幼い子と二人乗りした自転車が歩道を走り、小学生たちが賑やかに登下校する路地の町です。
私が出欠を確かめたり転んだときに絆創膏を貼ってあげたりしたスポーツクラブの子どもたちも、保護者の皆さんも、南青山で暮らしています。私も外国籍のコーチも歓迎してくれた人々が、いろんな国の子、いろんな親の子を、包み込んでくれた人々が住んでいるのは、そういう南青山です。
この南青山の住人は、港区から積極的に「港区子ども家庭総合支援センター(仮称)」建設計画の説明会への参加を呼びかけられていません。
建設計画の説明会は3回行われましたが、現時点まで、私の家にも、知る限りの南青山の知人宅にも、港区からの公式なお知らせだとはっきりわかる形では、メールもチラシも1回も届いていないのです。
私も、近所の知人たちも、10月中旬に行われた2回目の説明会のもようが報道されたり、Twitterで南青山叩きが始まったりしたのを見て、件の建設計画と説明会について初めて知りました。
まさに「寝耳の水」というか「寝耳にdis」とでも言いたいような事態です。
お陰で、戸惑いながら、久しぶりに港区のホームページを開いて、この建設計画について確認してみた次第です。
続く
以下ソース
http://tablo.jp/case/news004289.html
★関連板★
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南青山児童相談所設立予定地
私は3年ほど前まで、南青山の公立小学校の校庭を借りて行う小学生のためのスポーツクラブの監護係を務めていました。このスポーツクラブは小学校の部活動ではなく、民間の団体に委任した専門のコーチが小学生たちに駆けっこや幅跳びなどを教える教室のようなものです。平日の早朝に開かれ、自由参加ですが、件の公立小の児童に人気があり、毎朝、多いときでは50人以上も集まって楽しそうに運動していました。
同校の一生徒だった私の子どもが参加したことが、私が監護係になるきっかけでしたが、当時、彼らの姿には本当に癒されましたし、参加児童の保護者の方々との触れ合いも日々の楽しみのひとつになっていました。
コーチは外国籍の方で、スポーツクラブの生徒の中にも外国人子弟が何人かいました。
人種や国籍だけでなく、保護者の職業もさまざまでした。会社員、看護師、介護士、地元の個人商店経営者......私や夫のような自由業・自営業の人もいました。
この住民の多様性が南青山の特色で、独特の寛容な土地柄を形成していると......私は、前職のせいでともすれば差別的な扱いをうける身であるからこそ、長らく信じてきました。
つい最近、「元セクシー女優の子どもは苛められる」といった憶測とも元セクシー女優への批難ともつかない意見がSNSで飛び交い、話題になりました。
しかし、うちの息子は、私と夫がいわゆる「顔バレ」をしていたにもかかわらず、南青山では、まったく苛められませんでした!
報道された、自称"建設反対派"住人の差別的で狭量な発言は、南青山の住人らしくないと思いました。
また、南青山について、「セレブ」だの「ブランドイメージ」だのといった馬鹿々々しくもきらびやかな形容がマスコミによって繰り返し流されることにも、一住人として大きな違和感を覚えました。
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昭和の面影を残す路地
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お寺の夏祭りに子どもたちが小銭を握っていって屋台で買い食いをする町、お母さんたちが幼い子と二人乗りした自転車が歩道を走り、小学生たちが賑やかに登下校する路地の町です。
私が出欠を確かめたり転んだときに絆創膏を貼ってあげたりしたスポーツクラブの子どもたちも、保護者の皆さんも、南青山で暮らしています。私も外国籍のコーチも歓迎してくれた人々が、いろんな国の子、いろんな親の子を、包み込んでくれた人々が住んでいるのは、そういう南青山です。
この南青山の住人は、港区から積極的に「港区子ども家庭総合支援センター(仮称)」建設計画の説明会への参加を呼びかけられていません。
建設計画の説明会は3回行われましたが、現時点まで、私の家にも、知る限りの南青山の知人宅にも、港区からの公式なお知らせだとはっきりわかる形では、メールもチラシも1回も届いていないのです。
私も、近所の知人たちも、10月中旬に行われた2回目の説明会のもようが報道されたり、Twitterで南青山叩きが始まったりしたのを見て、件の建設計画と説明会について初めて知りました。
まさに「寝耳の水」というか「寝耳にdis」とでも言いたいような事態です。
お陰で、戸惑いながら、久しぶりに港区のホームページを開いて、この建設計画について確認してみた次第です。
続く
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http://tablo.jp/case/news004289.html
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