東京・新宿歌舞伎町で売春をするため路上に立つ女性達から「用心棒代」を取り立て、
見返りに売春行為を手助けしていたとして、警視庁は暴力団関係者の男らを逮捕しました。
深夜の新宿歌舞伎町。売春目的の若い日本人の女性らが路上に立ち、客を誘います。
そこへ客とは明らかに違う1人の男が現れました。そして男は女性らから現金を取り立てたのです。
「女の子が『殴られた』とかトラブルになったら助けてくれる」(女性)
男は元暴力団関係者の武田榮容疑者(65)で、売春防止法違反の疑いで逮捕されました。
調べによりますと、武田容疑者は今年6月から7月にかけ、売春目的で路上に立つ女性に対し
「何かあったら連絡しろ」などと言い、用心棒代として1晩2000円を徴収することで売春を
手助けした疑いが持たれています。
これまでに数十人の女性からおよそ290万円を受け取っていたと見られ、武田容疑者は
「小遣い稼ぎのためにやった」と容疑を認めているということです。警視庁は資金の流れに
ついて詳しく調べています。