急速に膨れ上がる快感に僕は身を任せた。
もし嬢が突然 手コキを止めたとしても、射精は避けられないだろう。すでにそういう段階まで来ていた。
何度も何度も自分の手で経験してきた射精寸前の快楽を僕は感じていた。あの暴発寸前の感覚。自室でのオナニーが脳裏に浮かんだ。快楽の種類は同じだ。けれど、規模が桁違いだった。自分でしている時とは比べようも無いほどの気持ち良さがペニスを覆っていた。
「も、もう出る……」
「…………」
思わず呟いた僕の言葉を、嬢はやはり無視をして、手を上下させ続けた。
僕はそのまま射精した。