・一人の時間が耐えられず、必ず同居・同棲しており取り巻きと行動する

自分の価値を確認するために常に他者の存在が必要なので、一人の時間が耐えられません。自己愛者の9割以上が
必ず誰かと暮らしており(友人と同居、恋人と同棲など)、常に取り巻きたちと行動を共にしています。一人で行
動する事が苦手で食事や買物なども一緒に行きたがったり、ランチやパーティーと題して頻繁に自分の周りに人を
呼び集めたりします。趣味やストレス発散法を持っておらず、一人で有意義な時間を過ごすことができません。淋
しがりやで無視されたり仲間はずれにされることを極端に恐れている一方で、気に入らない人を無視したり仲間は
ずれにします。
一人でいるときは無価値な自分と向き合わなければならないので落ち着かず、しきりと髪をなでたり貧乏ゆすりを
したりイライラしています。

・第一印象はとても良い(良すぎる)

初対面では自分の味方に引き入れようと面倒見が良い優しい人を演じています。話上手で言葉匠に相手の懐に入り
込み、気に入られたい相手にはつらかった自分の過去話を打ち明けたり、共通の嫌な上司の悪口を言うなど、二人
だけの秘密を共有する形で距離を縮めようとします。付き合いの浅い内は饒舌で明るく楽しい人に思えますが、親
しくなると(気遣いをしなくてもどうせ離れていかないだろうと舐められると)配慮がなくなり、道具のように利
用されたり振り回されるようになります。

・身近な人を道具のように利用し、利用価値がなくなれば捨ててしまう

自分が目立つためや願いを叶えるために平気で人を利用します。家族や子供ですら自分の自尊心を満たすための道具
となります。周囲の人間を自分をよく見せるための引き立て役にしたり(相手のダメなところばかりを吹聴して相対
的に自分をよく見せたり、面倒見の良い自分を演出するための道具にする)、失敗しそうな仕事や面倒な雑務を押し
付けます。

普通の人は利用されていることに気づいて離れていきますが、共依存状態にある人は相手のずるさにあえて目を伏せ、
尽くし続けてしまいます。しかし他者は特別な自分のための道具や奴隷だと思っているので感謝することはなく、利
用価値がなくなれば簡単に捨ててしまいます。

ダメな自分、悪い自分は親から見捨てられて死んでしまう、という不安が根底にあり、自分の非を認められません。
相手に責任を押し付けたり侮辱したり、記憶を改ざん・消去してまででも自分を正当化します。