マジンガーZ対デビルマン」は、「少年ジャンプ」と「少年マガジン」の対決なのか、それは分かりませんが、ジャンプは「マジンガーZ」を「テレビマガジン」へ譲りました。

「テレビマガジン」は、「ぼくらマガジン」と「少年マガジン」のテレビものを中心に子供向けに特化した、「たのしい幼稚園」世代のお兄ちゃん版です。

「マジンガーZ」のテレビはロングランで、72年から74年まで、92話つくられました。

終わりの頃は6年生です。私立の小学校でしたから、中学受験をしないといけなくて、この1年間は親の目を盗んで見ていました。オモチャも児童誌も我慢。高校生になって我慢の堰が切れるんですけどね。



テレビでも映画も「Zのテーマ」がかかる場面は、いちばん良い場面にかかります。

「Zのテーマ」は小池一夫(一雄)が作詞した名作です。

高校の頃、本屋で小躍りした徳間書店のロマンアルバムシリーズの「マジンガーZ」に、渡辺宙明さんがコメントを寄せていました。

病床の女の子がいつも歌っていた「Zのテーマ」。その子は自分のいのちが尽きるのを知っていたんでしょう。その歌に、未来を託したんでしょう。

1番の「人の頭脳を加えたとに」と2番の「人の心を加えたときに」のところで、演奏の中に平和の鐘が鳴るんですよ。

マジンガーZはこの世に実在しませんが、このドラマを愛した人が平和をつくらないといけないんです。