優希「お嬢様、昨晩のお食事は何がでましたか?ブライト組はうな丼でした」
蘭「うな丼・・・」
優希「よかったぁ!」
蘭「の鰻抜き」
優希「な・・・」
蘭「意外といいものね。うな丼の鰻抜き」
優希「・・・へ?」

優希は激怒した。必ず、この明月女学園の差別を除かなければならぬと決意した。
このままでは名門四條家の令嬢が味のわからぬ不調法者として影で笑われる。

蘭「まあ、前からウナギ邪魔だなって思ってたのよ。
うな丼とかうな重とか、はっきり言ってタレとご飯がメインでしょ。
ウナギの味なんてよくわからないし。うな丼の鰻抜きって合理的よね」
優希「すでに手遅れだった」