SM調教師瞳 [無断転載禁止]©bbspink.com
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SM調教師瞳はジャンルはテキストアドベンチャーです SM調教師瞳は対応機種はスーパーファミコン*1です
*1 パッケージ表記は「SUPER FAMICO」 SM調教師瞳は発売元は西武企画*2です
*2 当然ながら、西武鉄道やプリンスホテルを経営する西武グループとは無関係の会社。 SM調教師瞳はポイントは
SMという名のリョナ
ジーコサッカー
です WARNING!!!!!!!
メーカー非ライセンス及びエログロ要素を含む18禁ゲームです。 概要
任天堂ライセンス非許諾ソフトの代表格。
ある意味公式タイトル以上の知名度を誇る、(悪い意味での)業界の風雲児的タイトル。
当時アダルトメディアで人気だったSMを要素として取り入れているのだが…… 問題点
タイトルが詐欺
タイトルだけ見れば「瞳」が調教するのかと思いきや、実際はその逆。借金のカタとして売られた「瞳」に過激な調教を施していく、というのがゲームの基
本となる。
次回作以降もこの展開は受け継がれるが、瞳の出番は無くなっていく。まぁ本作での扱いを考えるとその方が幸福だとは思うが。
あまりにも低クオリティな出来
まず昨今の調教ゲーのイメージとは違ってSLG要素はなく、ただ選択肢を選んで読み進めるADV方式である。もっともこれはまだ1作目である事を考えれば仕
方ないかもしれないが。
2作目以降は育成SLG要素が入るようになった。
一応シナリオに分岐はあるがどれも出来は良くない。またグラフィックも実用に堪えるかどうかは微妙。何故か実写CGも混じっている。BGMに至っては存在
すらしない。
そもそも「ちゃんとした開発環境のない会社」が作ったのだから、これだけ出来ただけでも上出来かもしれない。
勘違いした「SM」の数々
当時のアダルトメディアの多くがそうであったように、本作もSMを履き違えている。
Wikiの趣旨に外れるので詳細は記さないが、一言で表せば単なる虐待・猟奇的行為。タイトル名を伏せてプレイしたら、大半の人はSMではなくリョナゲーと
しか思わないであろう程。
言うまでもない事だが、あくまで「SM」とはお互いの同意の上で節度を持って行う擬似的な行為(プレイ)である。本作のような一方的な暴力、まして傷害罪
同然の行為と一緒にしたらまっとうな嗜好者に失礼である。 評価点?
猟奇・暴力の度合いはそれなりなので、リョナの類が好きならばある程度は楽しめる…かもしれない。
とはいえ、リョナゲーとして割り切ろうにも演出面の稚拙さなどが足を引っ張るだろうが。 総評
「SFCでアダルトゲームが遊べる」、という部分だけでかなりの売り上げを叩き出すと言う荒業をやってのけた蛮勇タイトル。
しかし、ゲームとしては今一つどころか今三つくらいなため、一通り遊んだらまた中古ショップに持っていってしまう人が多かったのではないだろうか?
現在ではこのような物を作って流通させようものなら確実に手が後ろに回り新聞やニュースの一面を飾る代物だけに、大らかな時代だったというか、想定外の事態に対
処が出来なかったのだろうか…… 続編
SM調教師瞳 VOL.2
調教対象が増え、システムも育成(調教)SLGに改められた。また、実はコピー対策も為されており、ゲームラボのインタビューにて社員がその旨を明かしてい
る。
残虐要素が更にアップし、傷姦や眼窩姦なども。後に調整版として「SM調教師瞳 VOL.2 Remix」が出ている。
SM調教師瞳 VOL.3
瞳が隠しヒロイン化。キャラデザに変態漫画家として一部で有名な町野変丸氏を起用。猟奇要素を軽減しSM部分をリアルっぽくするなど、改善の跡が見られ
る。
ただし元からその筋では有名な町野氏のカラーが色濃く出ているので、過去作とはまた違う意味で好みが別れるかも知れない。
バッテリーバックアップ対応。また出荷時期によってロムのバージョンが異なる。
SM調教師瞳 番外編
本作の後日談にあたる話で、彼氏を取られると思い込んだ友人「まき」に瞳が虐められるというのが主。
シリーズの中では比較的マイルドな内容。一応は万人受けを狙ったものらしい。
SM調教師瞳 番外編2 まきのラブラブパニック
引き続きまきが主人公。残虐要素が復活、グラフィックは何故かシリーズ最低クラスに劣化。「素人がやっつけで描いた」と言われたら信じるくらい
の出来。
売りである残虐度は前作どころかこれまでのシリーズ作と比べてもかなりエスカレートしている。エグ過ぎるので詳細は伏せるが最早「SM」というタイトル
を掲げる事自体おこがましいレベルに達している。 余談
ジーコサッカー
本作はネット上では「ジーコサッカー」というあだ名で呼ばれることが多い。『ジーコサッカー』は本来正規のSFCソフトであるが、元のソフトが話題に上
ることは本作と比べればまずない。この呼び名はある意味で本作最大の特徴である、製造過程に由来する。
SFCでは、FC時代と違いライセンスを持たないメーカーが白ロム(データが書き込まれていないまっさらなロム)を入手することは難しくなっていた。そこ
で、「投売りされている中古ゲームを買ってきて中身を書き換える」という手法が編み出された。
これはいわゆる脱法行為であり、『ファミコン通信』(現『ファミ通』)掲載のインタビューによれば、社員が「規格外の車をメーカーが発売しては違法だが、
規格内の車を購入し違法な改造を施して中古車屋に売るのは合法である」と例えていたらしい。しかし、車検に不適合な「違法な改造」をしている時点でそ
れは既に違法というのではないのだろうか。
その際にクソゲー故ワゴンで投げ売りされていた『ジーコサッカー』等が盛んに使われ、さらに「市販のプリンター用ラベルシールに印刷された文字だけの
簡単なラベルの下には『ジーコサッカー』の文字が透けて見えた」*3という話もあって、そう呼ばれるようになった。出荷本数の半数がアングラソフトに改
造されたという。
シリーズ後期の作品は、「新品で購入したソフトを使用しており、違法ではない」という注意書きが入っていたらしい。無論、新品であろうと中古であ
ろうと無断で解析や書き換えをしたものを流通させる事自体、商標法違反である。
無認可ソフトの販売を止めさせる際に任天堂はカセットの形状の意匠権を法的根拠にしており、既存のカセットを使用することはその根拠の対策にもな
っていた。しかし「SFC研究会」として違法コピーしたソフトデータを詰め合わせにしたプレスCD2枚組(価格4万円)4枚組(価格8万円)の販売もしていた
ためマジコン用コピーデータ販売摘発の先例となるオチになった。その後、正規カセットを挿すことで機能して形状の意匠権にも引っかからず「SEM」
というカセットで『りばーす☆きっず』を出している。*4
正式な売り上げ本数は不明だが、ナンバリングと外伝合わせて5作が約3年の間に続々リリースされているため、かなりの利益があったものと思われる。
マニア向けのゲームショップや通販などでは、かなり長い間流通していた。
現在では本シリーズのソフトは、オークションなどで1万円近い価格で取り扱われており、入手困難。
*3 「これを剥がせば普通のゲームとしか思われないからわざとこうしてある」という配慮らしい
*4 『違法コピー職人たち 誰も語れなかったパソコンの黒歴史』(著・橋本和明)、『裏ゲーム読本』、『おとなのしくみ』(著・鈴木みそ) FCで18禁ゲーム販売していたハッカー社は瞳に関与して無いの? 2コン使うとモザイクが消せるんだっけ。
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