ちょいブスな一つ年上24歳の先輩、仕事がキツくて相当まいっていて
誰にも助けてもらえず遅くまで残業していた。とうとう先輩
と自分が最後の2人になってしまったが自分の方が先に終わった。
見捨てて帰ろう思ったが、自販機で先輩用と自分用の飲み物を
買って差し入れることにした。
「一瞬だけでも仕事忘れて休みません?」
と声をかけたら、先輩がこっちを向いた。すると、ちょいブス
の顔をクシャクシャにしていきなり号泣。本当に辛くてずっ
と泣くのを我慢してた所の一声で糸を切らしてしまったらしい。
そのまま一緒に先輩の仕事を手伝って何とか片を付けたら時間
は朝4時を過ぎていた。先輩と二人で顔を合わせて一緒に
「終わったねー」
と喜び合って握手したら、先輩の手は冷たかった。逆に先輩
は自分の手が凄く温かかったみたいで手を離さない。そして
先輩の冷たい手をギュッと握りしめた。
その1年後、先輩は俺の鬼嫁になった。