【童貞の】ヒロシです…【おっさん】
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(´・ω・`)やぁ
自分の彼女が自分以外の人にさえたHな63発目
ttp://kilauea.bbspink.com/test/read.cgi/hneta/1365753100/25
から派生して、自分のスレ立ててみたよ。
読みたい人だけ読んでね。スレのルールは特になにもないよ。
俺の彼女がとてもエッチだっていう、ただそれだけの話なんだ。
※前スレ
ヒロシです…
ttp://kilauea.bbspink.com/test/read.cgi/hneta/1370095624/ そうこうしているうちに事態は次の展開を迎えてしまう。
黒ギャルが持参したバッグからローションを取り出す姿が目に入った。
再び彼女が俺に跨り、チンポにそれを塗りたくった。
「なんで縮むの。ムカつく。」
予想以上に冷たかったローションと不機嫌そうなその一言で俺は我に返った。
「え…いや、その…」「考え事…?」
黒ギャルはなかなか鋭かった。
心ここにあらず状態だった俺の内面を見透かされたような気がした。
まぁ実際は見透かすどころか彼女は全てを知っていたのだが…。 「実は俺さ…今更なんだけど…」「ホモなの?」
意を決して身分を明かそうとした俺の言葉を彼女の冗談が掻き消した。
「初風俗、もう終わりでいいの?」「いや、あの…」
「あれ?もう満足しちゃったわけ?」「いやちが…」
「まだまだこれからなんだけどな」「え…」
黒ギャルはニッコリ微笑むと、手コキを始めた。
ローションを使ったとても滑らかな動き、匠の技であった。
そして、俺はその手コキを知っていた。
手首のスナップが効いていて、「シコシコ」じゃない。
「ニュルリンニュルリン」であり、大人の女の手コキ。
それは明らかに、本気を出した時に見せるマドカの手コキと同じものだった。 快感と困惑で、俺の頭が目まぐるしくフル回転した。
(なんでマドカと同じ技を!?気持ちいい…)
(いやちょっと待て、なんでマドカとおな…超…気持ちいい…)
なぜかよくわからないけど、この黒ギャルこそが「あのツバサ」なのではないかと思えた。
と、同時にフル勃起。
「いやぁん♪超ビンビン♪」「・・・。」
俺はおそらく時間内にもう一発抜いてもらうだろう。
そして、そのあとに「あなたはあのツバサですね?」とはもう言えない。
マドカにはそう素直に話して、俺には無理だったと、謝るしかないなと思った。
俺は自分がマドカの彼氏であることを名乗ることを諦めた。
いや、素性を隠したまま単なる普通の客として振る舞い、この時間を楽しもうと決めた。
つまり、このツバサが「あのツバサ」かもしれないからこそ、俺は負けたんだ。 ローションたっぷりの素股が始まる。
その快感は先程までとは雲泥の差、ツバサも今度は俺をイカせるつもりなのだろう。
ちょっと気がかりなのは、手コキに続き素股までもがマドカのそれと似てた…。
基本的に、性器を擦り合わせるだけの行為、誰がやっても同じようなものになるのだろうか?
「さっきより気持ちイイね♪」「うん♪すぐイっちゃいそうな予感w」
疑問形ではなく、同意を求められたのが、とっても嬉しかった。
「でもまだイっちゃダメ…」「はい!」
「ちょw 素直な返事…カワイイんですけどw」「恥ずかしwww」
そして彼女は一瞬真面目な表情で俺を見つめ、チンポを掴んで垂直にキープ。
それほど驚きはしなかったのが不思議だった。
「なんか素股じゃなくなってしまう予感がしますけど?」「どうだろね」
俺は冷静にそんなことを言ってたし、彼女の返事は素っ気ないものだった。
チンポの先っちょが、彼女のひときわ温かくて柔らかい部分に触れた…。 「つか、このちんこデカいんですけど…」「すいません…」
すごーく嫌そうな顔をされたけど、これがこの日最後の彼女の悪態だったと思う。
「デカいってのもあるけど、セックスするの久しぶり過ぎてコワいなぁ…」「・・・。」
あ、俺たちがセックスするのはもう決まってるんだな、って思った。
俺自身は初デリであわよくば本番に持ち込もうだなんてことは考えていなかった気がする。
でも「挿れたい」「ダメだよ」的な駆け引きでドキドキを味わいたいな、とは思ってた。
ちょっと拍子抜けなくらいアッサリと、初デリで初本番の機会が訪れてしまった。
勿論、嬉しかったし、ヤル気満々だった。
ハッキリと「セックス」と表現する黒ギャルにちょっと興奮したし。
そして、もうひとつ見逃せない事実を、たった今彼女は口にしていたし。 『セックスするの久しぶり過ぎ』
黒ギャルは今そう言った、俺はこの耳で確かに聞いた。
ツバサ掲示板では『全然ヤらせてくれなくなった』と嘆く奴らが大勢いたのだ。
「どれくらいブリなの?」「うーん一年近くヤってないなぁ」
事前に仕入れていた情報とピタリ一致する。
やはり「このツバサ」は「あのツバサ」であり、つまり「元・妖精みたいな美少女」だと確信。
その瞬間、チンポが一回り大きくなり、自ら入り口を探すかのようにピクピクした。
さっきマドカの彼氏だと名乗っていたなら、本番は叶わなかったかもしれない。
心底名乗らなくてよかったと安堵する自分が、本当に最低だと思ったけど、超興奮してた。
どうやら、ツバサとマドカが姉妹同然の仲良しである、ってとこがやはり俺のツボだったのだ。 この時、俺は、ひとつ勘違いをしていた。
マドカの彼氏だと名乗ってしまえば、即刻プレイ中止になるのだろうと。
ひょっとしたら身分を伏せ客として会いに来たことすら非難されるのではないかと。
その非難は本来ならば敬遠すべき相手を指定したマドカにすら及ぶのではないかと危惧していた。
しかし、まだまだ俺は理解が足りなかった。
マドカとツバサが単なる「仲良し」じゃないってことに。
そして、マドカがまだまだエロい過去を隠し持っているということにも、気付いていなかった。
だからこそ、マドカと姉妹同然みたいな関係のツバサに欲情しても俺は許されるのだということに。
このあと、割とアッサリ俺の素性がツバサにバレるのだけど、今夜はこのへんで。 俺に跨って膝立ち、まるでチンポに支えられているような状態の黒ギャル。
「入るかわかんないけど…ソレ…とって…」
視線の先にはハート型を模した小さなケース。中身はコンドーム2個。
彼女はそのうち1つを受け取るものの、悪戯っぽい表情で下半身に力を込める。
ニュルっとした感触のあと、亀頭に感じていた温もりがよりリアルに。
「先っちょだけパックンしてみました♪」「あらw」
亀頭だけ生の挿入を許され、その「先っちょだけパックン」という表現に萌えた(*´Д`)
「そのまま大人しくして待ってなさい」「はい…」
コンドームの包装を破り中身を取り出しつつ、彼女は少しずつ腰を沈めてきた。 (デリヘル嬢ってこんな簡単にカラダを許すもんなんだな…)
だなんて、そんな野暮なことを、俺は微塵も感じることはなかったね。
出会ってから本番に至るまでのスピード感、最高だと思った。
ツバサ嬢にチンポを挿入できるのが嬉しかったのは言うまでもない。
彼女のアソコがマドカに負けず劣らずのフィット感なのも言うことなし。
けれど、俺がこのとき一番感じたのは、もっとディープな感情。
マドカもかつて、こんな簡単にチンポを挿入されていたのだ、ってことに感動した。
そう、俺はまちがいなく変態なのだ。
そして、目の前にいるツバサ嬢は、俺のそんな一面を知っていたのである。
そうとも知らず、俺は平静を装ってカッコつけてた。 黒ギャルは、俺のチンポを体内に半分くらい収めたところでストップ。
「入るかもね♪」「だ、大丈夫そう?」
彼女はゆっくりと腰を持ち上げる。
引き抜かれたチンポにゴムを被せようとするも、なかなか上手くいかない。
最終的に先端部分に空気は入ってるわ、根元は破くわで、あえなく失敗。
2個目のコンドームは俺に手渡され、黒ギャルは仰向けに。
俺が自ら装着し終えるのを見届けると、彼女が大胆に両脚を開いて俺を招く。
パイパンだということを再認識したらまた舐めたくなって挿入前に超クンニ。
なんだかよくわからないけど、黒ギャルはメッチャ笑ってた。 「なんで笑うのー?w ペロペロ」「キャハハ♪ 舐めてるなぁって思ってさw」
「なにそれw」「いやいや、なんでもないから気にしないでよしw」
精一杯カッコつけてきたつもりだったのでちょっと悔しい。
笑ってる黒ギャルが笑えなくなるまで、と目標設定しクリをメッチャ優しく愛撫。
腰をクネクネさせて笑い声が可愛い喘ぎへと変化したところで俺は満足した。
両脚を割って股の間に入り込むと、ニッコリ微笑む黒ギャルと目が合った。
あんなに生意気で小悪魔的だったのが、今じゃ不思議なくらい素直な印象に変わった。
俺には彼女が久々のセックスをただ純粋に心待ちにしているように見えてた。
先ほど同様に半分くらいまでチンポを挿入。
「ホントに久しぶりなので、割とマジで優しくお願いします」「うん」
この時の丁寧な物言い、潤んだ瞳は、本当に可愛かったんだ。 焦らすのも兼ねて、ゆっくり時間をかけて、根元まで優しく埋めていった。
「これで全部?」「うん、痛くない?大丈夫?」
「だいじょぶ、でも久々のチンコとしてはデカすぎだよぉ…w」「ごめw」
涙目で笑う彼女の表情は、圧倒的に美しかった。
見た目は黒ギャルだけど、その姿は写メに写ってた美少女ツバサと重なった。
が、次の瞬間、黒ギャルは本当の意味でツバサになった。
「しかも久々の相手がマドちゃんの彼氏になるとは思ってもみなかった♪」「ぎゃ!?」
魂が抜けかけたけど、それより先にチンポが抜けた。
そして、俺はしばらくのあいだ口が利けなくなってしまった。
気が付くと俺は、バスローブを着せられ、タバコも咥えさせられていた。 「ほらほら、火ぃ点けるよ」「あ、うん…」
深く煙を吸い込んで、ちょっとだけ落ち着きを取り戻す。
目の前には、黒ギャ…いや、本物のツバサがいる。まだ裸のまま。
「服、着ていいよ、せめてバスロー…」「ワタシ裸族だから大丈夫よ♪」
いや、そういうことじゃない、それじゃおかしいのだ。
俺がマドカの彼氏だと判明してるのに、それでも裸で過ごしてるの…変で…しょ…。
そこまで考えたとき、今回の計画、企画は、もともと無理があったのだと気付く。
もう1本タバコに火を灯し、俺は頭の中を整理し始める。
俺は今日まで風俗ってものに縁がなく、未体験のまま過ごしてきた。
元デリ嬢としてマドカはそこに負い目を感じてしまう、ということがスタート地点。
ということで、俺が本物の風俗をリアルに体験してみる、というのがゴール地点。
事の発端は、そういうことだったはずだ。 マドカは、自分が指定した相手であれば、という条件で俺の初風俗を許可。
それがデリ嬢時代に仲良くしていて今でも親交のあるツバサという娘。
ところがツバサが近頃は音信不通であり、アパートがマドカ名義のままだと発覚。
今回の俺の出張がマドツバのデリ本拠地方面だということを機に、計画実行。
でも「リアル初風俗体験」のその相手がツバサってのは果たして相応しいのか?
全く知らない相手とドキドキを味わう、っていう醍醐味が薄れてしまわないか?
そもそもマドカ以上のデリ嬢など、絶対にいるわけないとすら思ってた。
つまり、当初、俺が風俗で満足感を得るのは不可能だと、そう確信してた。
ところが、マドカの旧携帯に残されていたツバサの写メを見て話は変わってくる。
え!?この美少女にエッチなことしたりされたり、マジでいいんですか!?
マドツバは姉妹同然の仲良しで、本来であればもっとも敬遠すべき相手。
だからこそツバサに欲情してしまったという、とっても残念な俺なのである。 全く未知の相手じゃないと「リアル」な初風俗を体験するとは言い難い。
つまり、最初から相手がツバサだとわかっていて呼ぶのは意味がないのだ。
でも、ツバサに欲情した俺には、相手がツバサだからこそ意味があるのだ。
この時点で、最初から矛盾を抱え、色々と破綻していたのだ。
マドツバが連絡取れる状態なら、案外アッサリと断られていたかもしれない。
っていうか、普通に考えれば「ヤだよ」と一蹴されてもおかしくない話だ。
しかし結局、当日まで、マドカはツバサとは連絡取れず終い。
それによってツバサは俺に呼ばれることを知らず終い。
そして、マドカ曰く、サイトの掲載写真がツバサっぽくないとのこと。
もしかすると、黒ギャル=ツバサではないかもしれないという疑惑。
そんな不確定要素が重なったこともあり、半信半疑の初風俗(?)になったのだ。 だがしかし、そんな不確定要素のおかげで、俺の初風俗はスムーズに進行。
普通の客としてツバサのフェラを味わい、ゴックンまでしてもらうというオマケも。
パイパンもじっくりと堪能したところで、順調すぎるほどの流れで本番へ。
先述したけど、俺は身バレしたらプレイ終了になると思ってた。
だから、このまま素性を隠し続けて、普通の客としてそのまま帰ろうと考えた。
俺は黒ギャルがツバサだと確信してたけど、ツバサが俺の正体に気付かずに、
最後まで普通の客だと思い込んで接してくれれば、結果オーライなのだ。
それなら「リアルに初風俗を体験する」という目的は達成したと言えると思った。
つまり俺の選択肢は、バレなければ客としてプレイ続行。
バレたらマドカの代理として、アパートの名義問題を話し合うの二者択一。
しかし、ヤルことヤってから身分を明かす勇気が俺にはなく、実質前者の一択。 そして、チンポ挿入と同時に、ツバサからのまさかの一言。
「久々の相手がマドちゃんの彼氏」である。
本当に驚いた。俺がマドカの彼氏だとバレていたことにではない。
俺がマドカの彼氏だと知っていて、なぜチンポ挿入OKなんですか?
ということが不思議すぎて不思議すぎて、ビックリしたんだ。
挿入どころか、今もまだ服も着ないまま裸でいさせること自体、
とてもダメなことをさせているような気がしてた。
ツバサにも、そしてマドカにも申し訳ないような、そんな気持ちにさせられた。
やっぱこの娘をそういう対象で見てはいけなかったのだと思い知った。
タバコを揉み消し、ツバサにバスローブを羽織らせる。
「へぇ優しいんだねぇ…」「・・・。」
感心したかのように彼女は俺を見つめたけど、すぐ全裸になってポージングを決めた。
「お兄さん、まだ1時間以上残ってます♪」「(*´Д`)ハァハァ」 「いいから服着ろってば…」「キャハハ♪」
ツバサは全裸でモデル歩きしたあと、最後に俺に向かって投げキッス。
この自由奔放さ、天真爛漫さに、俺は救われた気がする。
問題を先送りにして逃げ出したくなってた俺だけど、
アパートの名義の件をきちんと解決して帰ろうってそう決めた。
「仕事中はずっと裸でいるつもりでいろ、って言われたもん…」
バスローブに袖を通しながら、不満そうにツバサがそう呟いた。
「誰がそんなこと言ったの…風邪引くじゃん…」「マドちゃん…」
(さ、さすがマドカ…wプロフェッショナル…w)と思わず失笑。
「いつから気付いてたの?」「ん?」
「ってか、最初から知ってたとか?」「へ?」
「いや、もしかしてマドカと連絡取ったのかなぁと思って…」「取ってないよ」 「顔、なんとなく見覚えがあったの」「顔?俺の?」
「マドちゃんにヒロシの写メ見せてもらったことあるから」「なるほど」
「それにマドちゃんより身長高い、って聞いてたしぃ…」「うん」
「ここ数日マドちゃんからの着信が増えてたからさぁ…」「うんうん」
「ドアが開いてすぐに、あ!って感じるものはあったね」「いきなりかよ」
「でもまさかなぁwって最初は半信半疑だったけどね」「だよね…」
ツバサを部屋に招き入れようとしてドアを開け、お互いに顔を見合わせて
沈黙およびフリーズしてしまったあの奇妙な間は、そういうことだったのだ。
「率直にお伺いしますけど?」「はいどうぞ」
「俺が客として来たこと、怒ってないのですか?」「全然w」
ツバサが怒ってないことは俺も気付いてた。むしろなぜ怒らないのかが疑問だった。 「なんで怒らないの?」「なんで怒ると思うの?」
「普通に考えて、マドカの友人だと知ってて呼ぶか?」「うーん…」
「しかも姉妹同然の仲良しだと聞かされてるのに、だよ?」「おお!」
「俺が言うのもなんだけど、そういう目で見ちゃダメ…かと…」「プっw」
「笑わないでよ…ホントごめんなさい…」「きゃはは♪」
ツバサは笑ってたけど、俺は割と真面目に謝罪してたし、反省してたんだ。
「ワタシにもいくつか質問させて?」「はい…」
「まずマドちゃんに内緒で呼んだわけじゃないでしょ?」「うん」
「むしろマドちゃんが呼べと提案したと思うんだけど?」「は、はい…」
「そして元気なのかどうか様子を見てきてと?」「うん…そう…」
「アパートの名義のこととかもあるしねぇ」「・・・。」
ツバサは何もかも完璧にお見通しだったので、そこからは話が早かった。 マドカは俺と再会し、自分の過去を色々と打ち明けたことをツバサに伝えていた。
結果、俺がそれで興奮しちゃう特異な体質であることも、ツバサはバッチリ知ってたw
マドツバはなんでも話す間柄だとは聞いてたけど、そこは内緒にしておいても…。
そんなこんなで「もしヒロシが風俗を利用するなら相手はツバサがいい」って。
マドカが何度かそんなセリフを口にしたことがあったとツバサが教えてくれた。
「彼氏にエッチなこといっぱいしちゃうぞ、ってマドちゃんに言ったらさ?」「うん」
「私がお客さんにしてあげてたこと全部ヤっちゃって…って言ってた♪」「(*´Д`)ハァハァ」
「マドちゃん冗談でそんなこと言わないし、コレはマジだなって思った」「・・・。」
「いつかこういう日が来るのはワタシには分かってたんだ」「そうだったのかぁ」
今回の計画はマドカの単なる思いつきではなく、ずっと以前から存在してたのだと判明。
「断るって選択肢はなかったの?」「断るもなにも現にこうして来ちゃったじゃん♪」 確かにそうだ。以前からこの計画があって、そのことはツバサも知っていた。
ただし、それが今日だということを結局彼女は知らされぬまま指名され呼ばれたのだ。
「それにマドちゃんの彼氏だって確信はなかったし」「うん」
「ワタシは普通のお客さんとして接するしかないよー」「俺も!それは俺もだよ!」
多少の言い訳をするつもりで、サイトの更新されたプロフィール画像の話をした。
見た目の印象があまりにも変化してて、本人じゃないかもという疑念があったのだと。
「でもさ、ワタシ思うんだけど」「ん?」
「最初からワタシがワタシだって分かってたら、おかしくない?」「おっ?」
「だからお互い半信半疑って状態でよかったんだと思うよ」「おおっ?」
「そうじゃなきゃ風俗っぽくなくなっちゃうでしょ?」「そそそそうなのよ」
ツバサなかなか鋭い、コイツ俺が言いたいことわかってるじゃねぇかと感心した。 「マドちゃんって男心がわかってるようでわかってないよね」「確かに…」
「そもそも2人はいっつもデリごっこしてるわけでしょ?w」「おいおいw」
そんなことまでツバサに話しているのかとツッコミたかったが、しばし静観してみる。
「それでもマドちゃんの罪悪感っていうか負い目が消えないわけだ」「みたいね」
「デリごっこでデリ嬢と客を演じてそれに徹してみても」「うん…」
「結局のところお互い相手が誰だかわかってるってのが問題なわけだよ」「ですです」
「つまりワタシが相手でも『ごっこ』でしかないってこと」「…だと思う…」
「全く知らないデリ嬢相手じゃないと全く意味ないわけ、わかるよね?」「すごくわかる…」
思った以上にツバサは利口な娘なのだと、俺は改めて感心させられた。
お利口さんなツバサとお馬鹿さんのマドカって構図を想像すると、面白そうだと思った。
「っていうかさ、ワタシがワタシだと知っててヤッたら、それはもう単なる浮気」「ギクゥ( ̄▽ ̄;)!!」 もっとも心配してた、というか一番悩んでいたことを、ツバサが平然と言ってのけた。
俺が「身バレしたらプレイ中断」だと考えていたのは、まさに今ツバサが口にした事が理由。
確かにマドカ公認の初風俗というカタチは整ってはいた。
でもマドカが言う「ツバサが相手ならOK」という意味合いと、
俺の「ツバサが相手だからこそ欲情」というのでは話が違うと、俺は区別してた。
相手がツバサだと判って、客として基本プレイはOK。
相手がツバサだと確信して、本番まで望むのはNG。
俺はそんなラインを引いて、ずっと心の中で葛藤していたのだ。
まぁそんなところで悩むのなら、呼ばなきゃいいだけの話なんだけど、それ言わないお約束。
「あぁぁんマドちゃんってホント可愛ぃ♪ワタシマドちゃん大好き♪」「は?」
なんでこのタイミングで「マドカ可愛いマドカ大好き」なのか、俺には意味がわからなった。 「どゆこと?」「え?なにが?」
「いや、いきなり可愛い大好きって…」「いきなりではないよ、昔からだし」
「レ、レズ…とか…?」「んなわけない」
(なんか…もしかすると…この2人の特別な間柄って…同性愛的なアレなのか…!?)
と、一瞬マジで思ったものの、ツバサは否定とともに次の言葉を口にする。
「ま、一緒お風呂入ったりとか、チューしたりとか?」「うん」
「おフザケ程度にレズっぽいとこもあったけど、レズではないなぁ」「女の子同士ならあるある」
「チンコのほうが好きだしw」「そ、そかw」
「マドちゃんはワタシ以上にチンコ大好きwww」「んぐっw」
マドカとデリ嬢として共に過ごしていたツバサに言われると…ちょっと複雑な気分。
その時代のマドカが大好きだったのは当然ながら俺以外の不特定多数のチンポだし…w 「マドちゃんきっと一生懸命考えたんだろうなぁ」「おそらく…」
「で、結果的にこうなっちゃうんだよ?可愛いでしょ?」「うーん…w」
女の子が使う「カワイイ」は俺には理解できないことのほうが多いが、
それは明らかにマドカに対して好意的な意味であり、なんか俺もちょっと嬉しくなる。
「ときどき大胆なこと思い付いちゃうんだよね」「あるかも…」
「本人は大マジメなんだけど、なんかヌケてるの」「ある…ある…」
「でもそこがいいの。大好き。マドちゃんっぽくて♪」「・・・。」
なるほどな、と思い当たるフシが俺にもある。
マドカのデリ嬢時代のエロ行為の数々も、「マドカっぽい」という理由で、
不思議と許せてしまうのだ、というのは何度かこのスレにも書いてきたと思う。
ツバサの言葉を借りると、まさに「でもそこがいいの」なのである。 仕事でミスっても怒られないとか、なんか憎めないヤツっているよね。
「愛されキャラ」というか、みんなに可愛がられる属性を持ってる人間。
マドカのデリ嬢としての高評価も、ひょっとするとそれに近いものかもしれない。
きっとツバサも「マドカっぽさ」という不思議な魅力に気付いている一人なのだ。
「マドちゃんは色んな意味で大先輩、ワタシの憧れの存在♪」「ほぉ」
「ねえねえ、、さっき姉妹同然の仲良しって言ってくれたけどぉ」「うん」
「それってマドちゃんが言ってくれたの!?」「そだよ」
(≧∇≦*)キャハーンみたいな歓声を上げてツバサは小躍りした。また裸になって。
「脱がなくていいから、脱がなくてw」「(*´∀`*)嬉しいなぁ」
踊りたいのも嬉しいのも俺のほう。マドカに憧れてる、なんて言ってもらえて。 「ま、とりあえずコレな…」「いいじゃん別にぃ…着なくてもぉ…」
脱ぎ捨てたバスローブを手渡すも、彼女は着ることなくソファへ。
あまりにも堂々としてるので、俺も逆に気にならなくなってくる。
というか、先程からツバサをエロ目線で見ていない自分に気付く。
さっき言われた「単なる浮気」ってセリフが効いたのもあるが、
マドカに憧れるというツバサの存在に、身内に近い親しみを感じてた。
妹がいたらこんな感じなのだろうか、とそんな風に思えた。
「んで、そんなマドカとなぜ連絡取らないの?」「教えないよーん♪」
ツバサは茶化したものの、冷蔵庫から飲み物を取り戻ってくると、自分から話し始める。
「マドちゃん心配してるかなぁ…」「してるね、すごくしてるね」
「マドちゃんに心配してもらえるなんてワタシ幸せ♪」「喜ぶとこかよ」
ツバサはマドカに心配されていることに御満悦といった表情を浮かべてた。 ここまでのヤリトリから察するに、マドツバが音信不通になっているとはいっても、
どうやら心配してたような問題(>>349)ではないようで、俺も気が緩んだとこだった。
「もう我慢できない、マドちゃんに電話しちゃお♪」「え、ちょ、待っ!?」
携帯を取り出したツバサを見たら、急にプレッシャーに襲われる俺。
「え?ココに来ることマドちゃん知ってるんでしょ?」「ももももちろん」
「じゃ、別になにも問題ないじゃん」「いやいやいやそうは言っても…」
(マドカに電話だとっ?今?この状況で?ヒロシ隣に居るよって!?)
なんかそれはさすがに気まずいというか、せめて俺が帰ったあとにしてくれというか。
と、頭ではわかっているのに、なぜかチンポにドックドクと血液が充填されていく。
目の前でマドカに電話をされるというのは、俺にとって刺激的なシチュだった。 「あ、もう3時近いんだねぇ」「そ、そうだよ3時だyp」
「さすがに寝てるか…」「明日仕事d氏、とっくに寝てりゅはz…」
挙動不審な俺の様子に、ツバサが一瞬怪訝な表情を浮かべる。
俺は無意識ではあったが、とっさにバスローブの上からチンポを抑えてた。
彼女が立ち上がり、近付いてきて、ゆっくりと俺の隣に腰を下ろす。
「すっかり忘れてた…まだ接客中だったね…」「・・・。」
ついさっき(妹がいたらこんな感じなのだろうか)と俺に思わせたツバサ。
そんな彼女が一瞬にして「女」の表情に切り替わり、唇を重ねてきた。
いや君はそういう対象じゃない、と思いつつ全く無抵抗のままだった。
舌が大胆に絡み、やがてツバサの手が下半身に伸びてきて、俺はもうダメだと思った。
彼女は俺のバスローブを捲り、フル勃起のチンポが現れると、「やっぱり♪」と微笑んだ。 「メッチャ勃ってますねぇ…」「スイマセン…」
「コレも…もうだめだなぁ…」「え…?」
ツバサに促されチンポを確認すると、中途半端に外れかけたコンドームが先っちょに。
彼女はアッサリとそれを外すと、ティッシュに包んでゴミ箱へポイ…。
「セックスし終わってから色々話せばよかったね、ミスった♪」「え?」
「確かここって…3時間まで休憩料金だったはず」「ホテル?」
「うん、今ならまだ間に合う、お部屋に帰って続きしよ!」「えええ!?」
「お部屋にゴムあるから♪ ね?」「いや…そういうことじゃなくて…」
おかしい、こんなヤリトリは有り得ないはず。
『ワタシがワタシだと知っててヤッたらそれはもう単なる浮気』
ツバサはさっき、確かにそう言ったはず。
「もちろん来るでしょ?ってゆうか送ってもらわないと困るし」「あ、はい」 彼女が言う「送ってもらわないと困る」というのは事実だった。
ホテル入室後に店に電話した際に、閉店時間との兼ね合いなのか、0時以降に
ロングコースを頼んだせいなのか、ツバサは電話口で相手と揉めてた。
不機嫌そうに「自分で帰るもん」的なことを言ってたのを思い出した。
「ワタシ元々一緒に帰るつもりだったからさ」「そういうことか」
「ちょっとワガママ言っちゃったから明日怒られるかな」「あらら」
通常であれば客が支払った代金を店に持ち帰り、一部をピンハネされた後に、
その日の取り分を受け取るシステムで、本来ならば直帰など許されないらしい。
「まぁもう辞めちゃうし、どうでもいいけど」「え、辞めるの?」
「あ、決めた。今日で最後にしよ、よし、決めた」「そんなアッサリ?」
やや唐突なツバサのデリ卒業宣言とともに、俺達はラブホを後にした。 助手席のツバサをナビ代わりに、アパートまでは車で約15分くらい。
マドカ以外の女を隣に乗せ、久しく感じていなかった緊張感が漂う。
さて何から話そうか、よくよく考えると全く知らない同士なのである。
ちょっとだけチンポも挿入した間柄だというのに微妙な距離感…。
「さっき言ってたことだけど」「ん?」
「デリやめるって…」「あ、うん。ワタシもうすぐ引っ越しちゃうからね」
とりあえずのネタ探しと思った苦し紛れの発言が、思わぬ回答を引き出した。
「引っ越す?」「アパート解約…マドちゃんにお願いしないと…」
「だったら尚更連絡とらないとじゃん」「でもまだマドちゃんには内緒なんだもん」
「何が何だか…どういうこと?」「あ、そこ右、その白い建物、そこに車停めてOK」
「もうすぐ引っ越し」という新たな謎が生まれたところで、アパートに到着。 忘れる前にとりあえず、と思い、財布を取り出す。
当然ながらラブホ代は俺が出したけど、俺にはまだ支払いが残ってる。
バタバタと慌てて退室してきたので、肝心のデリ料金が未精算。
「あの、コレ…」「あ、忘れてたぁ…」
「足りるかな…?」「まだいいよぉ、後払い後払い♪」
数枚の万札を受け取らず、ツバサは意味ありげな表情で微笑み、車を降りた。
「後払い」ってことは、まだ終わってないってことなのだろう。
「お部屋にゴムあるから」とも言ってたし、さっきの続きをするってことなのだ。
マドカ名義のままのアパートに住むツバサを訪ねる、ってのは元々の想定内。
でもまさか、こんなカタチで訪れる事になるとは思いもしなかった…。
(俺このままヤっちゃうのか?)そんな自問自答を繰り返していた気がする。 2階の一番奥の部屋に案内され、室内へと招かれる。
見た目は古ぼけたアパートだったが、改装されたのか中身は綺麗だった。
6畳くらいのワンルーム、2畳くらいのロフトがあり、トイレ風呂は別々。
キッチンとまではいかないが調理スペースも確保され、住みやすそう。
マドカに教えてもらってた家賃を考えると、なかなかの物件だと思えた。
部屋の雰囲気はとてもシック、というか質素。
インテリア的なものは何もなく、生活に必要なもの以外なにもない部屋。
「若い娘の部屋の割に…落ち着いてるね」「そうかな」
ツバサの派手な見た目とは裏腹のプライベート空間にギャップを感じる。
「ま、元々マドちゃんの部屋だしね」「あ、そうだった」
かつてマドカが暮らしていた部屋だとすれば、地味な雰囲気もなぜか納得。
「とりあえずシャワー…」「ちょっと待った、3つほど確認したい!」
俺はヤルべきことを整理するためにも、先手を打つことにした。 1、マドカと連絡を取らずにいるのは何故なのか?
2、引っ越すってのはどういうことだ?しかもマドカに内緒とは?
3、ヤってもいいのですか?
確認したかったのは上記の3点。
おそらく、2を内緒にしたいが為の1なのだろう、と俺は理解してた。
そして、3は浮気に該当しないのか、そこが俺には理解できずにいた。
1、2、3の質問をまとめてツバサにぶつけてみたところ。
「さっき連絡取ろうとしたのに、急にチンコ勃った誰かさんに妨害された」
という、何の反論もできない完璧な答えを返され、テキパキと服を脱がされる始末。
「ローションw」「だってシャワー浴びる暇なかったじゃん…」
慌ててラブホから撤収してきたので、パンツの中身はまだヌルヌルしてた。
さも当たり前のように全裸になったツバサに手を引かれ、一緒に浴室へ。 髪を洗ってあげるとツバサに言われ、アッという間に泡にまみれる。
「なんか上手だね」「習ったからね、マドちゃんに♪」
「そっか納得」「マドちゃんには他にも色々習ったぞ(ゝω・)vキャピ♪」
「色々?」「言ったでしょ、色んな意味で大先輩だってw」
意味深なツバサの言い回しに、ああやっぱりなと、思い当たるところがあった。
「あの手コキは、やっぱりそうかw」「マドちゃん直伝ですw」
「さすがマドカ、エロ師匠www」「エロ師匠wwwその響き、気に入った♪」
おそらく素股も直伝なのだ、チンポ入りそうで危ういところなんかソックリだった…。
「手コキと素股あたりで、本人かなって薄々気付いた」「そこでバレたかw」
「特に手コキは似てたからさ、エロ師匠とw」「出たw エロ師匠w」
「でも日焼けしてるし、面影ないなぁって…」「面影…?」
実は俺もマドカに写メを見せてもらっていたことを伝え、話題はツバサの容姿の変化へ。
「社会に出る前に、最後にハジケてみた♪その結果がコレ♪」 「社会に出る?」「日焼けギャルでひと稼ぎしたから、もうデリ卒業♪」
『デリ卒業宣言』と『社会に出る』ってセリフでピンときた。
風俗業界から足を洗い生きていくことを模索しているのだろう、と。
しかし、ツバサから続けざまに意外な言葉を聞かされるのだった。
「ワタシ、美容師になるの♪」「そうなのか!?」
その瞬間思い浮かんだのは、マドカがメチャクチャ喜ぶ姿、だった。
「まじか!まじなのか!?」「合格発表まだだけどね」
「いつ!?いつなの!?」「2ヶ月くらい先、秋頃かな」
「自信は?手応えアリなの?」「バッチリ、絶対合格間違いなし♪」
ここで浴槽にお湯が溜まり、シャンプーを流してもらって俺は浴槽へ。 「俺…なんか感動しちゃった…」「えー大袈裟だよー」
決して大袈裟ではなかったと思う。一人の女性が風俗から足を洗うのだ。
模索どころかきちんと人生設計をして、目標を達成しつつあるのだ。
それにツバサが憧れのマドカを追いかけたってとこにグッときた。
「なんでそんな大事なことマドカに…」「ビックリさせたいの、サプライズってやつ♪」
「死んじゃう!マドカ死んじゃうから!w」「ありえるwww」
マドカ本当に喜ぶだろうな、って、早く教えてあげたいな、って俺は素直にそう思ってた。
「スッピン披露♪ じゃじゃーん♪」「・・・。」
洗顔を終えたツバサが凛とした表情でコチラを振り向いた。
どうやら顔はあまり焼いてないらしい、濃い目のファンデ塗ってたってことか。
写メで見たあの美少女が、さらに美しさを増した姿で、そこに居た…。 目を奪われるというか、ちょっと本気で見惚れていた気がする。
「ざっぱーん♪」「おいっw」
次の瞬間、アソコ丸見えの大股開きでツバサが飛び込んできた。
小さな狭い浴槽で密着状態、ツバサはいきなり対面座位っぽく抱っこしてきた。
「なんか初めてあった気がしないよね♪」「・・・。」
不意にそんなセリフを言われ、俺は不覚にも照れまくってしまった。
化粧を落としたツバサの素顔はそのくらいのインパクトを俺に与えた。
あらかじめ知っていたはずだけど、あらためてとんでもない美形だと思った。
「どしたの?」「いや…すっぴん…やべぇな…と思って…」
まともに目も合わせられずに、そう言い返すのがやっとだった。 「ガーン…お気に召さなかったか…」「いやいやいや逆…ぜんっぜん真逆」
「逆?」「綺麗すぎてヤバい…緊張する…超ドキドキする…」
「ちょ照れるってば(//∇//)」「その顔もやめて…俺が照れる(〃▽〃)」
「あ、チンコ洗ってあげるの忘れた」「ちょw その顔でチンコw 触んなw」
顔とセリフと行動がすごいギャップ。ツバサの一挙手一投足にドキッとさせられる。
が、しかし、確かに初めて会った気がしないな、って雰囲気が浴室内に漂ってた。
「ラブホですぐお風呂に誘ったじゃん?」「うん、いきなりだったね」
「あれねぇ…チンコの大きさ確認するため♪」「へ?なんで?」
「デカかったらマドちゃんの彼氏に間違いないかなってw」「・・・。」
っていうか、なんでマドカは俺のチンポの話までツバサにしてるのかと…。
時間稼ぎもせず足早にお風呂に誘われたのは、そういう意図があったのだと気付く。
となると、ツバサは結構早い段階で俺の正体に気付いてたということだ。 「俺だって気付きつつ、デリごっこに付き合ってくれてたわけね」「そうそう」
「でもよりによってあのタイミングで…」「キャハハ、ビックリしたでしょ♪」
さぁいよいよ本番、根元までチンポ挿入完了、ってところでの暴露だった。
俺はあの時の心境を、正直にツバサに話したほうがいいかなって思った。
「普通のお客さんとしてプレイして帰ろうと思ってたんだ」「えーなんでー」
「それなら初風俗って一応のカタチになるし…」「ま、そうだね、そうかもね」
「ツバサに言われたこと、俺も気になってたしさ」「ん?なんのこと?」
「ワタシがワタシだって知っててヤッたら…ってやつ」「言ったっけ?そんなこと」
ツバサはすっとぼけて素知らぬ顔をする。わざとらしいくらいに。
「けっこう効いたんだ、あのセリフ」「あれはあくまでも一般論」
「え…」「ワタシはヒロシとヤリたいし、ヒロシもワタシとヤリたいでOK♪」
ヤリたい宣言にもビックリしたけど、突然ヒロシと呼び捨てにされたのも驚いた。 「呼び捨て…かよ…w」「当たり前じゃんかw」
嬉しいはずのヤリたい宣言は敢えてスルーし様子を伺う。
「当たり前ってw」「ワタシにとってマドちゃんはお姉ちゃんなんだよ?」
「う、うん…」「だったらヒロシはお兄ちゃんも同然なんだから、いいのw」
「説得力なさすぎw」「呼び捨てにしちゃダメなの?」
「じゃ俺もツバサって呼び捨てにするからな」「もちろん、いいよ♪」
お互い呼び捨てにするって、そんなやりとりがとても嬉しかったし、
2人の距離が一気に縮まったのは、この瞬間だったかもしれないと思う。
「ね、ね、ね、ヒロシぃ?」「ん?」
「ワタシのことすぐヤラせる女だなって思った?」「・・・。」
それはちょっと思ったような思わなかったような…答えにくい質問だった。 「正直に言えば、そう思ったよ」「やっぱりかぁ…」
「でもこれが風俗の醍醐味なんだろうなって想像してたし…」「ま、否定はしない」
俺はツバサに挿入する瞬間に、頭をよぎったことがあった。ツバサとヤル直前に考えることとしては
不適切であり、それはツバサに失礼なことだろうとは思ったが、俺はここでも正直でいることを選択した。
「マドカもこういう感じだったのかな、って思っちゃった」「それは否定するよ」
目ヂカラというか、キリっと鋭い眼差しで、ツバサは真剣な表情でそう言った。
「マドちゃんはあんな簡単にヤラせたりしない!」「ほぉ…」
「いや…ヤラせるかも…w」「どっちだよwww」
「ワタシだって今日ほど簡単にはヤラせないんだからね!」「ほほぉ…」
「いや…ヤラせるけど…w」「だからどっちなんだよwww」
とりあえず寝床であるロフトへと場所を移し、「デリ嬢マドカ」もチラホラ話題となる。 畳2畳ほどのロフトに、大きなフッカフカのマット。
「うわぁマドちゃんよりおっきいね」「ま、いちおうねw」
俺たち2人は裸のままそこに転がり込んで、ツバサは遠慮なく俺にくっついて甘えてくる。
かつてこの場所でマドカとツバサが寄り添って寝ていた姿を想像すると、
それはとても微笑ましい光景だったように思えた。
そして今、俺がツバサとその場所で寄り添っている状況がなんとも不思議。
「マドちゃんはお仕事として頑張ってただけだから」「仕事ねぇ…」
「ワタシは気まぐれで相手選んでヤっちゃうけどw」「気まぐれw」
要するにツバサはマドカをかばっているのだろう。
そして、俺を気遣ってくれているというのも伝わってきた。
「気ぃつかわなくっていいんだよ」「ま、いちおうね」
「聞いてるワケでしょ?俺の性癖もw」「うん、ベストカップルwww」 俺の「マドカのエロい過去で興奮しちゃう」って性癖はツバサにも伝わってた。
「でも最近はそんな根掘り葉掘り聞いたりしてないよ」「ほうほう」
「マドカの過去は俺の中でとっくに整理ついてるから」「うんうん」
ツバサは「ヒロシはマドちゃんの彼氏として最適な人材」と評し、満足そうに微笑んだ。
「ってか、ツバサは気まぐれで相手選ぶのか…」「うーん…気まぐれというか…」
下調べの段階で『客を選ぶ』『金次第でヤれる』『いや気分次第だろ』など、
ツバサ掲示板にはそんな書き込みがあったことを思い切ってツバサに伝えてみた。
「ワタシの場合、意気投合したら本番OKみたいな?」「え、追加料金は?」
「貰ったり貰わなかったり?w」「マジかよ、そこはしっかり貰わないと…」
「でもまぁ、リピートされてもヤラせなかったり?w」「気まぐれなんじゃんwww」
「だから評判はよくないよねwww」「いや、総合的には好評価だったよ?」
どうやら掲示板の書き込みは、あながち間違ってはいなかったようである。 「気まぐれ、っいうか、ワタシが思うにね…」「うん…」
「誰とでもヤル女なんていないし、誰にもヤラせない女もいない」「そうだね…」
すぐマドカの顔を思い浮かべてしまった俺には、まさに納得の一言。
「本番で相手を選ぶのは、自然な成り行きだと思うの」「・・・。」
「そもそもデリじゃ本番禁止なわけだし」「あ、そうだよね」
「そこはワタシに相手を選ばせろよ、って感じ♪」「当然だわな♪」
「ヤラせないからといって文句言われる筋合いないw」「正しいw」
そういえば、掲示板でツバサに関して否定的な書き込みは、
ヤレなかった男たちの八つ当たり的な意見が多かった、ような気もする。
「ヒロシはマドちゃんの掲示板も見たことあるんでしょ?」「うん」
「ほとんど否定的な書き込みが無いのスゴイよねぇ」「俺としては複雑だけどねw」
「ところで掲示板見ながらオナニーしちゃったってマヂ?w」「( ̄▽ ̄;)!!」 「つか、マドカってマジでなんでもツバサに話してんのな…」「うんw」
「ソッチ系は得意じゃないイメージなんだけど…」「女同士はするよぉw」
根っからの恥ずかしがり屋のマドカが俺の性癖やチンポをネタにしてるのは意外w
そんなことまで話しているのなら、きっと『彼』のこともツバサは知っているだろう。
「マドカはデリ嬢時代『誰にでも平等』に接客してたらしい」「うん、そう言ってた」
「掲示板の評価は、要するにみんなにエロかったってことwww」「それがスゴいんじゃんw」
「仕事としてエロいことを真面目に頑張ってたと思うよ」「そうマドちゃん真面目なのw」
今から俺が言うことにツバサがどんな反応を見せるのか、俺はちょっとドキドキしてた。
「でもマドカにも意気投合しちゃうような相手がいたって、俺は聞いてるけど?」
ツバサは一瞬ドキッとしたような表情を見せたものの、すぐに悪戯っぽく微笑んでた。
「ワタシ、ヒロシのためにそこ否定してあげなくてもいいとこなのかな?w」 俺のために否定だなんて、とんでもない。
マドカも意気投合して本番しちゃってた、と思いっきり肯定してくれていいのだ。
「マドカのエロい過去で興奮しちゃう」という俺の性癖はエスカレートした結果、
「デリ嬢マドカvsお客さん」ではなく、最終的に>>316のような「素のマドカ」が
仕事抜きでその体を許してしまった、ってとこに最も激しく反応するのだから。
「ツバサもマドカに聞いて知ってるんでしょ? 童貞クンって客のこと…」
彼が特別だったということは、マドカ自身がハッキリと認めているし、
追加料金なしで複数回にわたって本番を重ねていたことが何よりの証拠。
久しぶりに童貞クンの存在を思い出し、嫉妬混じりの興奮を覚えた。
「マドカと童貞クンの関係」を第三者であるツバサに語ってもらう。
そんなシチュに俺の特殊な寝取られM属性センサーがビンビン反応を示していた。
「知ってるもなにも、ワタシも童貞クンとヤっちゃったしw」「ふぁっ!?」 マドカだけでなくツバサも!? 童貞クンと!? 本番!?
「マドちゃんが童貞クンの初めての相手、ワタシが2番目☆(ゝω・)vキャピ」「・・・。」
嫉妬も興奮も感じず、その告白はただショックだけを俺に与えた。
「あ…ちょっと待った…えっとぉ…ん?うーん…」
ハッ…とした表情をしたあと、ツバサが急に考え込むような仕草を見せた。
明らかに「何か」に気付き、その「何か」を脳内で整理している、と俺は感じた。
「すぐヤラせる女だって、また思われちゃったかな?w」「え…w」
「言っておくけど、最近はホント本番してないもん…w」「あ、ああ、知ってる…」
「え?」「掲示板で本番できなくなったって嘆いてる奴らいっぱいいたし…」
そこは素直に信じてもいいかな、って俺は思ってた。
「ホントに久しぶりなので、割とマジで優しくお願いします」(>>669)
潤んだ瞳でそういった時のツバサは、とても嘘を言ってるとは思えなかったし。 「なんで本番しなくなったか知りたい?」「お、興味あるw」
「ある意味、マドちゃんとヒロシのせいだな…w」「え…?」
「いや、マドちゃんとヒロシのおかげというべきかなぁ…」「なにがなんだか…」
「それも違うな…ヒロシのちんこのおかげかな♪」「どういうことだよw」
「マドちゃんねぇ、ヒロシのちんこ…超気持いイイんだってさ(´∀`*)」「・・・。」
そこから始まる話の内容はなかなかに興味深いものだった。
マドカはデリを卒業する際に、常連客の一部にツバサをお薦めしたらしい。
ツバサが出来るだけ早く稼いでデリ業界から足を洗えるようにと、
マドカなりにツバサの為に善かれと思って客を繋いだとのことだった。
そういう準備を整え、マドカはデリ業界を卒業し、アパートを出て新天地に旅立ったという。
彼女の掴んでいた常連客といえば、ロングコース上等の太客である。
しかもマドカによって厳選された、心にも余裕のある大人のオトコ達でもある。
そんな客が増えるとなれば、まさに稼ぐためにはもってこいのウハウハの状況。 と、普通ならば、そうなるはず。
ツバサも、最初はそう思って、マドカに感謝したらしいのだが。
「でも、実際呼ばれてみたら…とんでもないプレッシャーw」「え?」
「だって、あのマドちゃんの常連さんだよ?あのマドちゃんの!」「あの…って言われても…」
「全身凶器みたいなあのマドちゃんだよ?わかる?」「全身凶器www」
「しかも全身全霊の本気プレイのマドちゃんだよ…?」「あ…なんとなく…わかってきた…」
「全身凶器が全身全霊だよ!?w」「繰り返さなくていいからw 面白いけどw」
つまり、ツバサはデリ嬢マドカと比較される、というプレッシャーに襲われたのだ。
「ってゆうか、裸でくっついてるのに、なんなのこのマッタリ感w」「確かにw」
「なんかもうヤリ終わったあと、みたいな二人なんですけど?w」「わははw」
俺の腕枕にちょこんと頭を乗せて、ケラケラとよく笑うツバサは可愛かった。
生意気な黒ギャルの印象が薄れ始め、写メで見たツバサがすぐそばに居ると実感してた。 「ヒロシの前で脱ぐのもちょっとイヤだったw」「えー」
マドカと比較するつもりなど毛頭なかったが、俺は改めてツバサのカラダを観察。
俺の視線に気付いたツバサが枕元の電気スタンドの明かりを灯してくれた。
「自信たっぷりじゃんw」「見られるのは嫌いじゃなかったりするwww」
わざわざ明るくしてまで、俺の視線をしっかりと受け止めるツバサ。
おそらくツバサは自らのカラダにコンプレックスなど持っていないのだ。
掲示板で「最高レベル」と評されたルックスはやはり伊達じゃない。
ただ、比較される相手が悪かったとしか言いようがない、全身凶器だもの…。
「あん、ヒロシぃ…フニャちんだよぉ…」「さっきマッタリって言ってたじゃん」
「やっぱりマドちゃんには敵わないのかなぁ…」「そ、そんなことな…」
「なーんちゃってw あとでビンビンに育てようっと♪」「ちょw そのセリフw」 ツバサにはマドカにはない大胆さが備わっている。
マドカなら恥ずかしがって躊躇するようなセリフを、ツバサは平気で口にするし。
整った端正な顔立ち、日焼けしたしなやかなボディ、そして大胆な言動の数々。
気分次第と評されていたサービス精神も、今夜は安定して発動中だと思われる。
タイプこそ違えど、デリ嬢としての資質はマドカと同等クラスだと伺い知れる。
そして、未だ本人すら気付いていないエロのポテンシャルがもうすぐ覚醒するのだ。
「んで? そのプレッシャーには勝てたの?w」「負け負けwww」
「負けかぁ…」「ワタシなりにプレイは一生懸命だった、一応」
「ほほう」「マドちゃんの紹介だし、頑張らなくちゃね、そこは」
「なるほど」「でもヒロシもお客様管理ノート見せてもらったでしょお?」
「穴があくほど見たよw」「そこ…笑ってもいいとこ?w」
今は無きデリノート。マドカの濃厚プレイの数々が再び俺の興奮を呼び覚ます…? 「ヒロシ…あのノートとマドちゃんの凄さわかってないな…w」「え…」
「マドちゃん、本番前に、スマタでも抜いちゃうんだよ?w」「…というと?」」
「本番の代わりがスマタなのに、ってことだよw」「あ…意味がわかった…」
デリノートから当時の俺には読み解けなかったデリ嬢マドカの真の凄さが、
現役デリ嬢であるツバサ流解釈でわかりやすく丁寧に解説されていく。
「っていうか、フェラ、パイズリ、素股、で抜いて…」「は、はい…」
「それから本番もとか…マドちゃんサービスしすぎだからwww」「・・・。」
マドカが言ってた「フルコース」ってやつだ…。
「フェラ」「素股」「パイズリ」の基本プレーでそれぞれ1回以上、
合計3回は必ず射精し、その上で「本番」で4回目の射精…。
当時の俺はワクワクしながら聞いていたわけだが、今になって冷静に考えると
マドカのエロサービスはとてつもなく濃厚、且つ、客の射精回数が多すぎる…。 「ワタシが思うに、本番するのが前提なら…」「前提なら…?」
「他のプレイで頑張って抜かなくていいと思うw」「そ、そか…」
「これは大多数のデリ嬢がそうだと思うし…」「うん…」
「お客さんも本番までちんこ温存する傾向がある♪」「ちんこ温存w」
話の概要が掴めてきた。同じデリ嬢から見てもマドカの抜きっぷりが凄すぎって話だ。
「デリ嬢が仕事をサボりたいわけじゃないの、わかる?」「なんとなく…」
「お客さんもとっておきのサービスでイキたいの、わかる?」「わかる…」
「色々プレイはするかもだけど、射精は最後に本番で、ってなる」「そうかもね…」
「そういう雰囲気になるのはたぶん…暗黙の了解…」「・・・。」
ちょっとションボリしてしまう。
仕事を頑張っていただけ、とかマドカを擁護してくれたツバサなのに。
「ヒロシのちんこ勃ってきたよ♪」「ちょw なんで勃っちゃうのか俺www」 本題は「なぜツバサが本番をヤメたのか」だったはず。
なのにもかかわらず、俺のチンポはマドカの過去に反応してしまう。
ツバサが随所に説明する「デリ嬢マドカの凄さ」ってのは、詰まるところ、
マドカが抜いて抜いて抜きまくってたということなのだと改めて実感。
「ま、つまりワタシが言いたかったのはさ」「うん…」
「マドちゃんにプレイで敵うわけがないってコトw」「あいw」
ツバサが語った嬢と客の本番にまつわるエトセトラ。もちろん俺にも唱えたい異論反論のひとつやふたつはあった。
ハナっから本番する前提で考えれば、確かにツバサが言った通りの展開になる、のかもしれない。
でも、もし最後の最後に本番をすることになったら?色々なプレイを楽しんだあとに、マドカが本番を了承すれば?
しかしながら、どんなパターンを想像してみても、制限時間ギリギリいっぱいまで
デリ嬢マドカが濃厚エロサービスをする姿が思い浮かぶし、現実もそうだったのは言うまでもない…。 「ってか、噂には聞いていたけど…」「ん?」
「ホントにマドちゃんのデリ嬢時代の話で興奮しちゃうんだね♪」「う、うん…」
ツバサの手が俺のチンポに伸びてきて、ちょっと強めにギュッと掴んだ。
「隣にワタシがいるのにマドちゃんで興奮とかありえないw」「イテテ…ご、ごめん…」
「でもヒロシが噂通りで安心した…かも…しれない…」「安心?」
「マドちゃんは本当に最高のパートナーを見つけたんだな…って」「…かなぁ」
ツバサはおもむろに俺に覆いかぶさってきて、唇をチュッとほんの一瞬重ねた。
そのまま首筋、胸元と降りていきながら、ところどころ舌を這わせる。
いわゆる全身リップってプレイから、辿り着いた先でチンポを咥え込む。
たった今、俺をマドカの最高のパートナーと認めたはずだった。
(ちょ…このタイミングでフェラ…なんか微妙…いや絶妙…だな…)
しかしながら、フェラとは呼べない程度のフェラでチンポを弄び、ツバサは戻ってくるのだった。 「ヒロシがマドちゃんの彼氏だとリアルに実感w」「なにそれ…w」
「なんかワタシやばいかも…」「や…ばい…?」
「やっぱなんでもなーい♪」「お、おう…」
ややぎこちない笑顔を浮かべ、ツバサが今度は濃厚に舌を絡めてきた。
(まただ…)って、その瞬間、俺は思った。
さっきは「パートナー」と呼んでフェラ、今度は「彼氏」と呼んだ直後に濃厚ディープ。
否応なしにマドカの存在を思い出す俺、その直後にちょっとエッチになるツバサ…。
「それでさぁ、ワタシが一番悩んだのは…」「あ、続きね、続き」
何事もなかったかのようにツバサが再び腕枕のポジションへ。
俺は何か妙な胸騒ぎを感じつつも、ツバサの話の続きを促し、耳を傾ける。
「マドちゃんの常連さん達と本番をするか否かってことなの」「そこ…?」
ツバサの表情がちょっと引き締まって、大人びた雰囲気の顔つきになってた。 「マドちゃんと当たり前みたいに本番してたのかな…って」「う、うん…」
「だからワタシもしないといけないのかな…って」「そか…」
「ま、結局ヤっちゃうわけだけど、想像以上にお金もらえてウハウハ♪」「ちょw 悩みどこいったw」
ツバサが言うには「1発ヤっただけでこんなに!?」って金額をマドカの元・常連はくれるらしい。
それは本番の追加料金の相場を無視した金額で、それまでの日給をたった1回の接客で上回ることも。
「いや悩むってば、そこはお金の問題じゃないの」「ほぉ」
「ワタシさっきも言ったけど気まぐれなワケ」「あ、うん…」
「ヤリたくないときはヤラない、そういうスタンス」「そういうことね…」
「それを貫ければよかったんだけど、無理だった…」「マドカの紹介だから…か…」
「それにワタシそんな大金もらえるほど満足させてないと思ったし…」「・・・。」
マドカがツバサの為に善かれと思ってやったことが裏目に出た、とも言える。
だが、本番ありきの接客や、マドカ同様の濃厚なプレイ、に期待されて呼ばれたと
ツバサが勝手に勘違いした側面があると俺は冷静に考えていた。 「マドカもヤらせたんだから君もヤらせろよ、的なヤツラだったの?」「いや、全然そんなことない」
俺がマドカの元・常連客の肩を持つのはおかしいが、そんな横柄な奴らではない、と確信してた。
そもそも、マドカが厳選して自信を持ってツバサに繋いだ客、人間的にもマトモだったはずなのだ。
「大金もらえるほど満足させてない、って言ったけど」「うん…」
「満足したから、大金置いて帰ったわけでしょw」「そうかなぁ…」
「リピートされなかったの?」「今でも、呼んでくれる人たちいる…」
「今でも?ってことは本番なしでもってことだよねぇ?」「あ、そうだね…」
「エロい意味じゃなくても、ちゃんと満足させてるじゃん」「かなぁ…」
「今日会ったばかりの俺が言うと説得力ないかもだけど…」「はい…」
「ツバサはとても魅力的、自信を持っていいと思うよ!」「あ、ありがと…」
この時俺は、ツバサもマドカと一緒なのだと気付いた。
自分が世の男たちをどんなに魅了するのか知らないまま、この世界に飛び込んだのだ。
マドカの常連たちを含め、彼女を呼んだ客がその魅力に気付かないはずがないのに。 「ヒロシに褒められちゃった…w」「感じたままを言っただけ」
「褒めてくれるお客さんはいるけど、でもほとんど…」「ほとんど…?」
「ヤリたいって下心丸見えだからなぁ…」「それは偏見だろw」
「ヒロシは不思議とそういうとこ感じさせないねぇ」「お、俺も…ヤリたい…で…す…」
「あ、ヒロシ初めてヤリたいって言った! やったー♪」「やったーってwww」
ドサクサ紛れに言ってみたら、ツバサが喜んでくれた。
しかし、俺はさっきから心配してることがあったので、そこからまず片付けることにした。
「いきなりだけど、美容師を目指す以上、これからもツバサはマドカと比較される」「え…」
「マドカだけじゃない、その他大勢の美容師と競争だってわかってる?」「うん…」
客に比較され、選ばれし者が生き残るのは、なにも風俗業界に限った事ではない。
ツバサから美容師になると聞かせられた時、それはとても喜ばしいコトだと思った反面、
この娘はただ単に「マドカの真似っコ」しただけなんじゃないかと俺は危惧した。 「気まぐれで客を選ぶとか、もちろん出来ない世界」「わ、わかってるよ」
「寝坊して遅刻、お客さんドタキャンとかも無理」「わかってるもん」
「まさか中途半端な覚悟で目指したんじゃないよね?」「ちがうもん、本気だもん」
「だったら内緒だとかサプライズだとか言ってないでさ…」「あ…」
「真っ先にマドカに色んなこと相談すべきだったよね」「そ、それは…」
「自信を持っていいって言ったのは、現状で満足してOKって意味じゃないからな」「・・・。」
ツバサは密かに握りっぱなしだったチンポから、思わず手を離した。
そのくらい厳しい口調でお説教じみたことを俺は言ってしまったかもしれない。
でも、ここで厳しいことを言っておいて良かったと、俺は今でもそう思っている。
俺はこの時、ツバサとはこの先、長い付き合いになっていくのだろうと予感してた。
ツバサとマドカと俺の3人がバランスのとれた関係を築く上で、重要な場面だった。 「マドちゃんに頼らない、ってとこが重要だったんだもん」「・・・。」
「ワタシ一人でも頑張るってことに意味があったんだもん」「・・・。」
なるほどな、そういう風にツバサは思ってたんだな、と俺は思った。
と、同時にツバサの覚悟を疑うような非礼があったと、素直に謝罪した。
「ごめんな、俺なりに心配だったんだ…」「だいじょうぶ、ありがと…」
「偉そうなこと言ってホントごめん…」「マドちゃんには相談したかったんだけど…」
「したらよかったじゃん」「また迷惑かけたりしたら嫌だなぁって思って…」
マドカに「迷惑」? しかも「また」? ってことは、それ以前に何かマドカに迷惑を?
「マドちゃんの常連さんに呼ばれるようになって」「うん」
「ワタシ出勤するのが苦痛に感じるようになってしまい…」「そっか」
「でも経済的にも辞めるわけにもいかなかったし…」「だよなぁ」
「よくないって分かってたんだけどマドちゃんに電話で相談したの…」「ああ…なるほど…」 ツバサが言う「よくないって分かってたんだけど」というのは、
マドカがどういう反応をするのか最初からツバサには分かっていたってことだ。
「マドちゃんはゴメンって責任感じてた」「マドカならそうなるよな…」
自分が善かれと思ってやったことが逆にツバサの負担を増やした、とマドカは解釈したのだ。
実にマドカっぽい反応。俺としては予想通りの反応であった。
「マドちゃんのせいだなんて決して思ってなかったよ」「それはわかる」
「でもマドちゃんがそういう捉え方するのはわかってた」「それもわかる」
「相変わらずマドちゃんは優しくて…ワタシは…」「うん…」
「思わずマドちゃん居なくて寂しいっって大泣きしちゃった…」「そういうことか…」
結局のところ、ツバサはデリが苦痛とか、ヤリたくもない本番が嫌だとか、
そんなことで悩んでいたわけではなく、マドカがそばに居なくなったことに不安を抱えていたのだ。 「それからマドちゃんは休みのたびにここに会いに来てくれたの」「そっか…」
「ワタシは喜びすぎて、どうなったかというと…」「うん」
「マドちゃんのおっぱいチュウチュウしちゃった…」「ちょw 斬新な喜び方w」
「レズっぽいとこもあった、っていうのはその時期のこと」「な、なるほど…?」
「あの頃のワタシは病んでたんだ、許してちょ…w」「ツバサなら…まぁ許すけどw」
おっぱいってのは、男女関係なく癒しを与えるものなんだな、程度にしか思わなかった。
マドカは相手がツバサでもアンっとか言っちゃったらしいけど、マドカっぽくてそれも良い。
そしてマドカが、どういう決断を下したのか、俺には簡単に想像ができた。
いや、デリノートを閲覧していた俺は、マドカの下した決断を既に知っていたと言える。
「ヒロシに謝らなくちゃいけない…」「あ…うん…」
「私がマドちゃんにお願いしてデリに復帰させちゃったんだ、ごめんなさい」「・・・。」
マドカがデリ嬢として復活してしまった裏には、こんな経緯が隠されていたことを知った。 (なるほどそういうことだったのか、だがしかし…)
概ね満足、だが納得しつつもやや不満が残る、というのが俺の率直な感想だった。
まず、マドカが「エロいから復帰した」と言い張っていたことに納得。
ツバサを庇っていた、もしくは俺のツバサに対する心象を損ないたくなかった、ってとこだろう。
しかし、根本的に「デリ嬢として復帰した」ことには納得できない。
デリ業界に再び身を投じた理由が経済的な理由でも自分の為でもなく、ツバサの為だと?
そもそもマドカがデリ嬢として復帰することに、何の効果があったというのか。
しかし、当時のマドカにとってそれが最良と思える選択肢だったのだろう。
そして、おそらく「ツバサがお願いした」のではないだろう、とも思う。
これは俺の推論でしかないが、「マドカが空気を読んだ」のだろうと考えている。
まぁ、それを確かめようとも思っていないし、確かめたところで何も変わらない。 やや唐突ではあるが、「共依存」という言葉を御存知だろうか。
ググればいくらでもHitするので、ここでは詳しい説明を省くが、簡単に言うと、
「依存されることに無意識のうちに自己の存在価値を見出す」ことらしい。
俺はマドカにはこの傾向がある、または傾向があった、と思っている。
当時の「ツバサとの関係」もそうだが、顕著なのは「常連客とデリ嬢マドカの関係」かな、と。
また、今現在、俺の特異な性癖に対してネタを提供してくれるサービス精神も、
その背景には「共依存」の影がチラホラ垣間見えているような気がしている。
ググってしまうと「共依存」は不健康な状態だというマイナスイメージしかない。
でも俺はあまり心配していないし「マドカの優しさは天井知らず」くらいに思ってる。
むしろ「当時のマドカはエロさも天井知らず」だったということに期待しているし、
冗談半分だとしても「マドカはエロいからデリに復帰した」ってことにしておきたいのだ。 「ってゆうか、俺に謝る必要はないよね」「そうかなぁ…」
「うん、当時俺はツバサともマドカとも関わってないし」「まぁそうだけど…」
「むしろ、そういう流れでツバサが本番しなくなったなら…」「うん」
「それはそれで結果オーライだったってことでいいんじゃない?」「・・・。」
「あれ?そこで本番やめたんじゃないの?」「やめてないw」
自分でもちょっと話がチグハグしてるなとは気付いていた。
本題は「なぜツバサが本番をヤメたのか」であり、それに対するツバサの返答が
「ヒロシのちんこのおかげ」なのにも関わらず、俺のチンポはまだ登場していない。
それに(マドちゃんねぇ、ヒロシのちんこ…超気持いイイんだってさ)というツバサの言葉も、
俺とマドカが再会して以降の話であり、時間軸が少しズレていると思えた。
「本番は時々ね、気まぐれに♪」「まぁ復帰したマドカも本番しちゃってたしなぁ…」
「そ、それは、本当にごめんなさい…」「いやいや、全然だいじょうぶだからw」 「本人はエロいから復帰したって言ってるくらいだからw」「ちょw マドちゃんw」
ツバサを安心させるためにソレを伝えたわけだが、俺の知らないマドカの一面が明かされる。
「それはワタシを庇って言ってくれてるとは思うけど…」「まぁ、そうだと思うけどね」
「復帰してからのマドちゃんのエロさは否定しないwww」「ちょw 詳しくwww」
「マドちゃん復帰以降はなぜか新規客ばかり予約受けてたよ♪」「え!?まじ!?そっち!?」
話の流れ的に、ツバサに流れた客を自分が引き受け、少しでもツバサの負担を減らそう、
っていう、そういうマドカ独特のお馬鹿さんな思考回路が働いたのだろうと俺は思ってた。
当初ツバサもそう思っていたらしく、常連客よりも新規客を優先にするマドカを不思議に思ったとのこと。
「なぜにマドちゃんが新規開拓?今更?って感じだったけど」「確かに…w」
「以前より楽しそうだったから何も言えませんでしたw」「俺的には全然OKです!www」 俺がデリノートで注目したのは、復帰したという事実と復帰以降もマドカはエロかったという点。
客を射精に導いた目印である「フェ↑↑」や「パ↑」なんて記号は相変わらず多かったし、
本番を了承したであろう「3↑」や「5↑」なんて証も当たり前のように記入されていた。
それにプラスして「だって私…この頃にはもう…本番する理由ないよ…」(>>300)
というマドカの発言が俺の特異な性癖を刺激しまくったのは、このスレでも先述している。
この「理由なき本番」こそが俺にとってのマドカのエロさの象徴であったわけだが、
その対象が復帰以降はいつもの常連ではなく、新規客だったというのが完全にツボってしまったw
復帰以降に新規客と本番だなんて、まさに「理由なき本番」の極地。ホントけしからん…(*´Д`)ハァハァ
「ギンギンに勃っちゃった…(恥)」「まったくもぉ…しかたないなぁ♪」
またしてもマドカの過去で興奮してしまう俺を、ツバサは呆れたように一瞥した。
しかし、その表情からは不満という感情は読み取れず、ツバサは優しく俺のチンポを口に含んでくれるのだった。 「ありえないw この状況w」「ご、ごめん…w」
思わず謝ってしまったが、むしろ感謝の言葉を述べるべきだったと今は思う。
「んっもう、マドちゃんに抜いてもらってよぉw」「(*´Д`)ハァハァ」
ツバサが亀頭をペロペロしながら挑発的な視線を送ってくる。
マドカに抜いてもらえ、というセリフのチョイスも言葉責めとして秀逸。
俺、大興奮。ツバサの口の中で亀頭がパンパンに膨らんでた。
マドカの過去で勃起し、その勃起したチンポをフェラするのが、なぜかツバサ。
確かにツバサの言う通り、ありえない状況であり、マドカに抜いてもらうべきチンポである。
だが、この状況に(*´Д`)ハァハァしているのは俺だけではなかったのだ。
「なんかワタシやばいかも…ホントに…」「・・・。」
本日2回目(>>722)の「ワタシやばい」がツバサの口から飛び出し、俺達は加速してゆく。 ヒロシのよりも、超気持いイイちんこは無かったのかしらね。 ∧∧ ミ _ ドスッ
( ,,)┌─┴┴─┐
/ つ. 終 了 │
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∪ ∪ ││ _ε3
゛゛'゛'゛ ∧∧ ミ _ ドスッ
( ,,)┌─┴┴─┐
/ つ.再… 終了│
〜′ /´ └─┬┬─┘
∪ ∪ ││ _ε3
゛゛'゛'゛ 童貞くんとの生ハメ詳細はよ
おっさんと風呂のくだりもはよ まとめてあるんならいっそのことどこかのロダに上げて欲しいわ
ここまで引っ張る意味ないっしょ 変なおっさんて、ヒロシとマドカ再会後の登場なんだっけか?
なにが浮気なんだか忘れてきちゃった。 一番最初が2013年5月だったからもう全編終わってんだろって思って読み始めたら案外長編で
しかもまだ完結してない(する気配もない)ってことでビビったけど紫煙
ってか酉新しいのでもいいから付けてほしい また時間が空いたなー。
久しぶりに読んで気がついたけどこれツバサとのプレイと
マドカとおっさんのプレイが同時刻に行われてるって展開だったのか。 この際経過無しに結果だけでいいから知りたい、創作ならそれでいいから いやもう創作であってくれ……まるで自分のことかのように心が痛くて痛くて辛い…… 楽しかった。
本人にバレて続き書けないのかな。いや別れた?
マドツバハーレムエンドって、事で完結させてもいいんやで。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています