この回避すべき問題を容認する国民が少なくないことに、私は一抹の不安を抱いた。
靖国参拝賛成者の多くは、戦争未体験者ではないだろうか。
私は戦時中、空襲で九死に一生を得た。
身内には戦死者もいるが、靖国神社には参拝しない。
東に向かって手をあわせている。
為政者の我欲や目先の利益でただ一度の人生を抹殺される悲劇は、絶対に避けなければならない。
国民一人ひとりが政治に関心を寄せ、しっかりした世界観、人生観を持ち、紛争の気配を排除しよう。
平和の礎は諸外国との信頼関係の構築にある。