でも当時流行ってた曲の「彼は言った 世の中には勝者と敗者が存在する」って歌詞に感化されて(むしろ焦ったのかな)、その夢だかわからない曖昧な記憶をハッキリさせるべく、その子に告白しようと決心したんだ。

もともとはその子を好きでも嫌いでなく何とも思ってなかったんだけど、件のことから意識するようになって気持ちが大きく揺らいだんだよ。さっそく善は急げと思い、昼休みに