――ぽたっ――ぽたっ――
「はぁ……はぁ……あくぅっ……」
「――ちゃんとおねだり出来ないならコレはお預けだな。」
はしたなく呻くばかりでまったく彼の命令に従えない私に痺れをきらした彼がため息交じりにつぶやくと、蝋燭の熱がゆっくりと離れていく。
今止められてしまったら、きっとおかしくなってしまう。
とうとう私は哀れを乞うようにS君に必死にすがりついた。
「好きなの――大好きなのっ!……止めないで……気持ちいぃ」
彼が嬉しくてたまらないというように勝ち誇った笑みを浮かべると、再び至近距離からロウを垂らしはじめる。
「ようやく言えたな。俺は素直な女が好きなんだ。」
――ぽたっ――ぽたっ――ぽたぽたぽたぽたっ――
「あああ……く……ぃっ……イクッ――」
乳首をロウで固められて、私自身がこれを望んでいたのだと宣言させられ、今にもはじけんばかりにしこって張りつめていた乳首めがけて熱いロウを浴びせられた時、とうとう私は感極まってのぼりつめた。
こみ上げる陶酔に意識を吸いこまれ全身を突っ張らせながら、身体を吊っていた糸が切れたようにベッドへ崩れ落ちた。
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