私は、MASARU妄想=ポルノを見る女論=「彼」の人気論・・を展開しようとしたが、MASARUは全く反応しない。
 MASARUは自分だけの妄想に没入して語り始めた。
「それにしても、彼が成人だということは俺にとって大いな救いだ」とMASARUは言う。
「少年時代の彼は実に可愛いんだよ。もしその頃の彼に出会っていたら....俺は真正のショタコンになっていたかも知れない。目に入れても痛くないという言葉があるが、口に入れても....と思うことは意外に少ない。しかし少年時代の彼はそうなんだ。バリバリと食ってしまいたくなる。
ああ危なかった、彼が成人した今で良かった。俺は犯罪者になるのを免れたんだ」とMASARUはため息をついた。
いや、その方面だとかえって危ないのではないかな?と私は思う。今の彼は実在する以上、あえて代用品を見つけようとは思わないだろう。しかし少年時代の彼はもう実在しない以上、彼そのものでは無く、彼を通して少年そのものの愛らしさに目覚めてしまったとしたら・・
救いどころでは無いでしょうに・・と思うが、言うと気の毒なので、それは黙っていた。