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京都市内のシステム開発会社…


★「退職で損害」と訴えられた会社員 逆に会社を訴えて1100万円

退職を申し出ると、会社から「損害賠償請求するぞ」と脅され、退職したら本当に約2000万円の
賠償請求訴訟を起こされた会社員がいたことが2011年5月、話題になった。

その後、会社はこの社員から反訴され、残業代未払いで逆に1100万円余の損害賠償を命じる
判決を言い渡されていたことが分かった。

元社員男性(34)の代理人をしている塩見卓也弁護士のツイッターによると、京都市内のシステム
開発会社は、賠償請求の理由について、「従業員モチベーション低下数値」という数字を挙げていた。

真意は不明だが、男性が辞めて会社に残った社員のモチベーションが下がったということらしい。

これに対し、男性は、過労死レベルの労働だったにもかかわらず、残業代などが支給されて
いなかったとして、会社に未払い分など約1600万円の支払いを求め、京都地裁に反訴していた。
男性は2001〜09年まで会社のSEをしていたが、一定時間を「働いた時間」とみなし、残業代が
支払われない裁量労働制を不当に適用されていたというのだ。