あて「残念だけど、この宴会には百歳以下の人間を連れていくわけにはいかないんだ」
ナタク「僕は仙人だ、連れて行ってくれ」
あて「王子を愛した時間はまだ五年も無いだろう?お前は王子の元にトトノの軍資金、傷付いたファーと白ゴブリン達を連れて合流するんだ」
ナタク「何故そんな勝ち目の無い戦いをするんだ、分からない」
シノ「最後の意地さ。最強の軍師に妖怪の力を見せつければ王国民は帝国まで無事避難できる」

数刻後、パルス軍に田園地帯で襲い掛かった妖怪軍は不気味な絵と矢の嵐を浴びながらも奮戦。
軍の半数を壊滅させながらも全滅した。

王国民を保護した帝国では、その壮絶な最期に国葬を以て応じたという。