聞いた話ではイギリスはいち早く産業革命が起こったために若い労働力が都市に集中し
核家族という形態が崩れた。このときに親から子へと家庭料理が受け継がれる土壌がいったん
破壊され、それ以後修復されることもなかったという。
ただ同じようなことは江戸などでも起こっていることから(江戸時代から都市部は
地方出身者が多く極端に男性比率が高い)、イギリスという風土と国民性によるものでは
ないだろうか。ちなみに産業革命時のイギリス都市部では中国から輸入したお茶に
新大陸から輸入した砂糖を入れるというブームが貴族から庶民の間に広く起こった。
手短に栄養がとれるということでちょっとしたファストフード感覚で紅茶の習慣が生まれたのだ