どこまでコミュニティの声を聞くかというのは、ユーザーと開発者の距離が近くなった今頻繁に議論される問題だ。SNSなどを介せば声が直接届く。
昨年には『アサシン クリード』シリーズに携わった開発者が「ゲーマー文化は腐敗しているから、彼らに情報を公開するのは危険すぎる。」と語っていた(関連記事)。
今となってはコミュニティの声を聞くのは、ゲームタイトルを成功させる上では重要な要素となっている。
しかしながら、「聞きすぎる」ことは名門スタジオのアイデンティティをも失わせることになるだろう。
ユーザーの声を聞きながらもうまく組織としてその声を取捨選択することが、やはり良い作品を生み出す上で大切になるのかもしれない。


斎藤「無能はユーザーの言いなりになる。有能はユーザーの想像を超えるものを作る。」