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【雑談】難民用スレエチ【シチュ】
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0871実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2020/09/14(月) 08:16:48.400
今から天洋の九条店に行けと数字さんが土壇場で言うので、はじめて行ってきましたが
阪神電車で一駅隣と言っても、西九条から南の方に行くと川を渡らないといけなくて、電車以外でのアクセスが悪くなり、地続きの野田側と違って基本的に行かないので土地勘はないです
地図は写して行ったのだけれど、迷う可能性が結構ありそうで、遅れても許してくれるような感じの映画館なのかわからなかったので、この時点ではミナリマをすっ飛ばしてます
土壇場じゃなければ、この場面での順番も確認してから行ったのですが、天洋を映画の後に回すとグランシャトーに影響が出るようでもあったので、映画の前ということだったのかなと

九条駅に着いてから予想通り迷って、最初は駅から西九条側に歩いて行ってしまって、気づいて引き返して逆方向に進んで天洋に着きました
ラーメン自体については、レスするかどうかが、数字が出るか後日の予約状態なので、他の点について言うと、うなぎの寝床みたいな狭い店だった
野田店と違って、日本酒という品名ではなく、お酒という名前でプラスチックのコップに入ったものが出てきて、それを飲みながら食べました

店を出て、映画館に行く途中でまた迷い、今度は曲がるべきところで曲がらず直進して、大分先まで進んでから曲がり、途中でおかしいと気づいて
大通りに出たところで、駅に戻る方向に進み、ぐるっと大回りして映画館に行く形になったので、着いたときは上映時間ぎりぎりでした
それで、一本目の映画の凱里ブルース
0872実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2020/09/14(月) 08:17:04.200
[凱里ブルース]

以前見たタルコフスキーの映画「ノスタルジア」を思い出した
ストーリーらしきものがあると言えばあるんだけど、それでぐいぐい引っ張って行くような内容ではなく、どちらかと言うと静かに映像を見せていく系の映画でした
中国の山の中の風景や、そこに住む人々の様子を描くのがメインで

西遊記でありましたが、「紙銭を燃やす」とか言ってるシーンが序盤に出てきて、今でもそういうことやってるんだなと
辞書によると、紙で銭形をつくったもので、神に奉り、六道銭として死人に添えるものらしいですが、映画の中で、茶色の毛におおわれた野人がどうのこうのと、繰り返し話が出てくるのも、そのせいで孫悟空を連想した

ストーリーとしては、凱里の診療所で、年寄りの女医とともに働くチェンさんが主人公で、彼の甥が弟によってどこかへ連れ去られてしまい、それを探しに行くことにし、女医さんの方からも、昔の男に思い出の品を届けてほしいと依頼され、旅立つことになり
チェンさんは、9年の刑期を宣告されて塀の向こうにぶち込まれていて、出てきたら妻が病死していたという人で、そういう過去のお話を織り交ぜて、現在の旅が描かれる
0873実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2020/09/14(月) 08:17:19.520
亡くなったチェンさんのお母さんは、「ウェイウェイも家もチェンにゆずりたい」と言っていたらしいが、チェンさんが弟を「人身売買のひとでなしだ」と問い詰めると、弟からは「あんたがいない間ママンの面倒を見てたのは俺だ、家も本来は俺のものだ」と反論される
ウェイウェイが連れていかれたのは鎮遠という場所で、チェンさんが道中で人に尋ねると、「近くまで行く車があるから乗ってけ」と言われ、楽器を積んだトラックの荷台に乗って、山中の町に着く

ここが1つ核となる場所で、チェンさんと行動を共にする若い男以外にも、凱里出身だという、ヤンヤンちゃんという若い女が出てきて
ヤンヤンはチェンさんが服のボタンをつけてもらうだけの間柄なのだけれど、ヤンヤンちゃんが山中の町にかかった橋の上を歩いたり、川の対岸に渡るのに舟に乗ったりして、風情のある景色を見せてくれる
この町でのチェンさんは、髪の手入れをしてもらうときに自らの過去を語るシーンが出てきたり、楽器を演奏する人々のところに参加してボーカルとして歌までうたう
終盤に「君の名は」と、ヒットしたアニメ映画みたいなセリフも出てきて、辿り着いた鎮遠で、チェンさんは過去の因縁と向き合うことになり、届け物を渡しに行った先では――と旅の最後まで描いて、列車に乗っているチェンさんで〆

町の様子が、緑の山を背景に、石造りの家に、と雰囲気もありつつ、だからといって、きれいきれいというわけでもなく、雑然としたものも同居していて
タルコフスキーはノスタルジアしか見てないですが、廃墟感とまでは行かないまでも、そういう、独特の空気感のある映像を見るのが好きな人に向いてそうな映画だと思いました
0884実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2020/09/14(月) 13:16:57.060
通りを入って行ったところの、普通に家とかがあるような区画にある、小さい単館系映画館で
今回見る作品が両方とも別館での上映ということで、奥から二階にあがった小さな部屋で、コロナのために半分の席が封鎖されていて、席数が減っているところの、端の席を取っていたので、出入りもしやすく
様子を見て、映画館側も割と放置しているような感じなのがわかったので、ミナリマに行くということを考えました

ミナリマの閉店時間からして、映画の前に天洋に行くことを土壇場で決めた時点で、予定をこなしてミナリマに行って1回目の映画に遅刻するか、2回目の映画に遅刻するか、予定とは違うがミナリマを諦めるか、3択のようなことになっていて
最初にミナリマに行かなかったことで、合間の時間にミナリマに行って2回目の映画を遅刻して見るか、もしくはミナリマを切って2回目の映画を頭から尻尾まで見るか、2択になり
映画館の様子がわかったことから、2回目の映画の予約を、とりあえず発券だけして、映画館の外に出て駅まで行き、迷ったんだけど、数字さんの言う通りの予定をこなしましょうと、電車に乗ることにしました

難波で地下鉄に乗り換えて、四ツ橋で降り、今度もまたミナリマのある区画の1ブロック先まで行ってしまって、そこを一周しても見つからなかったので戻って
ひとつ前の区画の周りを、場所がわからなかったのでぐるっとまわって、ようやくミナリマを見つけました
普通に「店」という感じのところで、予定していた、ジャングルブックとそのグリーティングカードを買って、電車で九条に戻って映画館に行き、上映中の部屋に遅れて入って、二本目の映画のデッド・フラワーズ
0885実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー2020/09/14(月) 13:17:14.660
[デッド・フラワーズ]

映画の中に通天閣とかが出てきて、登場人物が大阪弁で話す、ご当地もののやくざ映画

主人公の研二さんは本家の組長を狙うヒットマンの役回りで
この組長さんというのが、マンションの屋上に定期的にボディガードとともに出てきて、「中大兄皇子です」とか言って芸人みたいなお笑いの練習をするという愉快な人
研二さんはマンションの屋上で、銃を手に物陰に隠れて、組長の命を狙うんだけど
毎回の屋上で起こる出来事も色々で、それが一つの切欠になったりもしながら、合間合間にストーリーが進んでいくという構成

屋上で研二さんは、メガネの男から、「パレスチナに負けるな」と自爆テロを促されたり、かませ犬のマサオという、両手両足のない障碍者が出てきて、主人公はトイレの介護などをしつつ、そいつとともに組長を狙ってみたり
結構危ないネタを使ったりしているので、そういうのもあって単館上映なのかもしれませんが、終盤のおかまバーでの顛末といい、シュールなコメディ感は一貫している

この研二さんは生まれてすぐ母親に捨てられて、女の愛情を知らず、ステディを持たずセフレしかいないという人だけど、最近縁のある女がいて、それが売れない漫才師のマユさんで、いつもシャッター街を二人で並んで歩いて何か仲良さそう
マユとコンビを組んでいるのが、普段から上半身ブラジャー1枚の下着姿で生活している、頭がプッツン来てる感じの女で、極道を見るとイライラするとか言って、いきなり椅子を持ち上げて殴りかかってきたりする

子どもの頃、借金取りの極道が家に押しかけてきたトラウマらしいですが、上の噛ませ犬のマサオもそうだけど
そういう荒ぶる人たちの人間模様が、屋上での縦糸に対する横糸のようになっていて、最後の組長云々の始末の付け方も、すごく「らしい」終わり方で、仙台に逃げるという研二さんはマユを誘うが――というお話

上映後に舞台挨拶があって、コロナ対策の透明シートの向こうで監督さんが話していましたが、死ぬまで映画を作りますと言って作品の話をしつつ、冗談を連発していて、この作品の監督さんらしい人だなと思いました
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