にょた准将とイッシー


互いに隠す場所などない程全て喰らい尽くすような貪欲な夜を過ごしたにょたマッキーちゃんの汗ばんだ金髪を優しく梳くイッシーは何故准将は自分とこんな関係を続けるのか彼らしくなくつい口にしてしまうねん
にょたマッキーちゃんは情交が残る色香のあり過ぎる端麗な顔をイッシーの眼前まで寄せて今更愚問だなと短く答えるで
お前以上に安心して背中を預けられて身体の相性の良い男が現れでもしたら結婚するのも悪くないが…この家がそれで存続するのなら笑止だな
イッシーの知らない過酷で恥辱に塗れた過去を思い起こしファリドだけでなく自身も焼き尽くしたくなる衝動は何者にも膝を屈せず無限の青空を羽ばたく鳥の自由さを求める原動力に変えて立ち止まる事は決してしないマッキーちゃんなのや
今のところお前以上の男はいないから私より先に死ぬのは許さんと豊満な胸でイッシーの頭部を愛しげに包み込むマッキーちゃんとこの僥倖が永遠に続けば良いと柄にもなく願うイッシーなのや