実際にロケを行ったら同じ“個性”の人が誰も見つからなかったという可能性も0ではないチャレンジングな企画。
三宅氏自身も「成立するのか怖くて吐きそうになりながら準備していました。4対4の勝負で、1対0という結果になったらどう見せようかとか、すごく不安でした」と心配していたという。
だが、タレントたちが人脈などをフル活用して番組として成立する内容に仕上がり、「芸人さんたちがなんとかしてくれている様子を間近で見て感動しました」と改めて芸人のすごさを感じたようだ。

企画書を提出したのは、新型コロナウイルス流行前の昨年1月。
そこから状況が変わり感染防止対策が必要となり、タレントたちが街の中に制限なく飛び出す形ではなく、フェイスシールドをしたアナウンサーが外に出て、車の中でその様子を見ているタレントたちの指示を受けて条件を満たしてそうな人に声をかけるという方法に。
その変更により、同期の若林有子アナウンサーが加わり、「自分の番組にノリノリで参加してくれて、同期とがっつり仕事ができたのはうれしかったです」と、結果的に同期と一緒に仕事をするという喜びも感じられたという。

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出演タレントは、中堅世代の芸人がメイン。三宅氏は「自分が一視聴者として見ていた学生時代に憧れていた方たちに出演してもらうという喜びを感じたかったので、中堅世代の芸人さんが多くなりました」と説明する。

特に日村のことが子供の頃から大好きで、真っ先に日村をキャスティング。
「『ザ・イロモネア』の日村さんがめちゃくちゃ好きで、小学生の頃に笑い転げた記憶があります。その日村さんの印象がすごく強く、企画をやるとなったときに日村さんとやりたいと思いました」

企画説明で日村と初対面を果たした三宅氏。「緊張して目が見られず、脈拍が上がるくらいドキドキしてしまって。アイドルに会っているような幸せな時間でした」と振り返る。
同席していたプロデューサーの上田淳也氏も「人ってこんなに震えるのかというくらい震えていました。好きすぎて(笑)。
日村さんも『久しぶりにそこまで好きって言ってくれる子に会ってうれしいわ』とおっしゃっていて、その打ち合わせから日村さんも前がかりになってくれていました」とその時の様子を明かした。