これは先ごろ、韓国内で横行したインターネット犯罪の脅し文句だ。
8月23日、主犯のチョン容疑者(33)を筆頭に、中国を拠点にした同国系韓国人8人が、恐喝・情報保護に関する法律違反疑惑で懲役2年を求刑されたことで明らかになった。
容疑者たちが犯罪に利用したのがチャットアプリで、その手口は実に巧妙だ。
女性を装った容疑者たちは軽快なトークで相手との距離を縮めると、自分の写真が入っているというファイルを相手に送るのだ。
しかし、このファイルは、受け取った相手のスマートフォンに登録された連絡先、文字入力記録、GPSの位置情報などをこっそりと抜き出す悪質なウイルスだった。
そうとは知らずにチャットを続けると、容疑者たちは女性のエロ動画を送って、先方にも自慰行為を撮影して送り返すよう迫るのだ。
エロ動画に釣られたカモは、自ら進んで自慰動画を相手に送ってしまう。
こうして、脅迫材料を得た容疑者たちは、「動画を流出させる」という内容で脅して、300万ウォン(約30万円)ほどの金額を指定口座に入金させた。
ちなみに、脅迫額はターゲットによって上下させていたという。
捜査の過程で、この事件の規模の大きさも明らかになった。
なんと、容疑者たちは、昨年12月から今年5月までの間に、同様の手段を用いて、延べ247人を脅迫。
総額5億6,700万ウォン(約5,670万円)をだまし取っていた。
さらに余罪もあるとみられており、被害総額はまだまだ拡大する見込みだ。
確かにチョン容疑者たちの脅迫は非道だが、被害者の多くは「自分が情けなさすぎて」被害を認めたがらず、捜査に非協力的であることも明らかになっている。
「隠し撮り」ではなく「自ら進んで」行った自慰行為だけに、もし公になれば、社会的なダメージもあるだろう。
ここまで計算している容疑者たちの手口には、あらためて驚かされる。
あまりにもトホホな事件に、韓国ネット民も
「精神年齢の低いやつが多くて嫌になる」
「詐欺集団に寛大な我が国……詐欺をしてもたった2年で出られるから、犯罪者にはとても住みやすい国だな」
などと、あきれ返る声が後を絶たない。
IT先進国をうたう韓国だが、今回は中国にしてやられた形だ。
以下ソース
http://www.cyzo.com/2016/09/post_29450_entry.html
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