藤田菜七子騎手(Nadaraikonより)
9日、東京競馬場6Rの3歳上500万下(ダート1400m)で、藤田菜七子騎手騎乗のラミアカーサが直線での壮絶な叩き合いを制し、通算3勝目。
菜七子騎手は、今年5月28日以来久々の中央勝利を挙げた。
道中を中団後ろ目に控えたラミアカーサは、最後の直線で外に持ち出しジワジワと脚を伸ばす。
残り100で前をとらえ、一気に先頭に躍り出る勢いだったが、柴山雄一騎乗のペルルクロシュが怒涛の追い上げを見せ、最後は完全に並んだ形でゴールイン。
写真判定の結果、ラミアカーサがハナ差前に出て軍配が上がった。
地方競馬への遠征ではコンスタントに勝利を手にするも、中央では4カ月勝利がなく、ファンの間でも心配されていた菜七子騎手だが、ようやくトンネルを抜け出すことができた。
ラミアカーサは4番人気であり、最後の追い比べを制して勝利したことも菜七子騎手の経験としては大きいだろう。
ゴール直前や判定結果が出た際の東京競馬場は大盛り上がり。久々の女性騎手に対する注目がいまだに高いことが証明された格好だ。
ちなみに菜七子騎手、前日8日の騎乗でも、8Rでクビ差の2着という惜しいレースがあったが、この時勝利したのも柴山騎手だった。妙に縁のある2人というべきか......。
この勢いに乗って、今年中に少しでも勝ち鞍を積み重ねてほしいものだ。
現状ダートでの勝利が多いが、結果を残していけば芝の有力馬に騎乗する機会も増えていくだろう。
本人も勝利インタビューで「ずっとJRAでは勝てていなかったので、本当に良かったです」と語っていた。
以下ソース
http://biz-journal.jp/gj/2016/10/post_1477.html
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