http://tocana.jp/images/dokukusako_01.jpg
ドククサコ「厚生労働省」より引用
毒キノコの毒。
以前、最強のキノコの毒「アマトキシン」の話をしましたが、今回は最強ではなく、最恐のキノコ毒「ドクササコの毒」を紹介しましょう。
ドクササコは竹藪から広葉樹森まで広く生えるシメジ科の地味なキノコで、味も少し美味しいというキノコ。
分布エリアでは比較的たくさん生え、キノコ(子実体)は堅牢で何週間もはえ続けるため、目立ちます。
故に、食用キノコと間違いやすく、誤食すると、その名の通り毒があります。
その毒の性質は「激痛毒性」。苦痛に特化した毒キノコです。
日本海側に多く確認されることで、先日も新潟で中毒事故が起こったばかり。
まず、食後数時間から2、3日で症状が現れる大半の毒キノコとは異なり、最低3、4日〜1週間以上の日をおいてから毒が発動します。
最初は入浴時など、お湯に触れたときに痺れるような痛みが足に起こり、次の日には何もしていないのに酷い痛みを手足に覚えるようになり、歩行が困難になります。
そしてじわじわと手足指先が赤く腫れていき、爪を剥がし続けるような激痛が起こり、それが性器にも起こるという毒性を示します。
この炎症は末端紅痛症と呼ばれ、ドクササコの場合は、さらに患部の壊死も起こることがあります(食べた量による)。
冷水に漬けると痛みは多少マシになりますが、秋冬の冷え込む時期に手足を冷水に入れることで、壊死が加速し、そこからの感染症のリスクも高まります。
感染症を起こせば、その分の痛みはさらに増してしまいます。
このように、毒に気がついたときには手遅れなくらい悪化していきます。
しかも睡眠を取ろうとすると激痛が悪化するため、睡眠をとることも不可能になっていきます。
アスピリンやロキソプロフェンなどの痛み止めはまったく効かず、モルヒネでさえ効果が無く、唯一局所麻酔などは効くものの、麻酔が切れればたちどころに痛みが復活します。
そもそも指先や性器というのは神経分布が多く、屈指の痛みを伴いつつも致死にはなかなか至らないということから、古くから拷問でも使われていたわけですが、それがただ1本のキノコで実現できてしまうのは自然の不思議としか……。
しかもその痛みは、1週間から2、3ヶ月(代謝の遅い老人ほど症状が長い)続くという恐るべきしつこさで、昭和中期の中毒例によると、そのあまりの痛みに自殺したり、患部を切断したり、睡眠不足からの衰弱死まであり、まさに苦痛の中の苦痛を与えるといえます。
毒性だけでは滅多に死ぬことはないのですが、死んだ方がマシなくらいの苦痛を与える毒キノコとか、「なにそれこわい」という不気味なキノコです。
続く
以下ソース
http://tocana.jp/2017/01/post_11994_entry.html
★関連板★
■えっちな話題なら”ピンクニュース”
http://mercury.bbspink.com/hnews/
■新作AV情報なら”AV情報+”
http://mercury.bbspink.com/avplus/