最近では、一人で映画やイベント、レストランを楽しむ「おひとりさま女子」も珍しくなくなっている。
そんな女性がナンパされやすいであろうことは想像に難くないが、意外にもそこに食指を伸ばすのは地味系の婚活男だという。

佐藤かずみさん(SE・35歳)もその一人。フェイスブックで生ハム食べ放題イベントを見つけ、来てみたというが……。

「そりゃ、この年齢の独身女が一人で来ていたら好奇の目で見られることもあるでしょう。
でも私はそんなの関係なく、生ハムとワインを楽しみに来ただけ。それなのに何を誤解してるのか、粘着されたんです」

粘着してきた男は45歳くらいの、小綺麗なセーター姿にメガネをかけた小柄な男。
受付で店長に人数を聞かれ、佐藤さんが「一人で来ました」と言った瞬間、店長の側にいた男の目がキラリと光ったのを感じたという。
チラチラとこちらを意識し始めた男の様子を見て、ロックオンされたことに気がついた佐藤さん、男の視界に入らない位置で静かに飲食を楽しもうと試みたが、それも無駄な抵抗だった。
生ハムはなくなったら各自が取りにいくシステムになっていたが、佐藤さんが席を立つと必ず男も同時に席を立ち、列の後ろにピッタリとくっついてくるのであった。

「すれ違うと『あ、お疲れ様です〜』などと声をかけてきて、気持ち悪いので無視。知り合いでもないし、何がお疲れ様なの?(笑)
その後も男の視界に入らない位置で食べていたのですが、視線を感じるので振り向いたらずっと私の背後に立ってワインを飲んでるんです」

佐藤さんの座ったテーブルでは、同じく一人で来ていたとおぼしき男性や、女性二人組と入れ替わり立ち替わり相席をしていたが、佐藤さんが一人になったタイミングを見計らって男は突拍子もない行動に……。

「すごい早足で目の前に来て、『違う生ハムはいかがですか?』て生ハムてんこ盛りの皿を突き出して来て……変質者と差がないですよね。
そのためだけにずっと皿を持って待ってたことも知ってたから余計気持ち悪くて、思わず『いりません!』て言った(笑)
ほんと、食べ物がまずくなって早々に撤退しました」

普段モテない妙齢の男が婚活目的でそうしたイベントに出向き、一人でいる女性を見つけると「独占できる」と勘違いするのか、粘着質で脈絡のない行動に出るのである。

当然だが男女問わず、一人で来ている人が必ずしも出会いを求めて来ているわけではない。
幸い、相手も出会いを求めていたとしても微妙な行動である。

「女性おひとりさまだとこういう出来事はよくあるんですが、8割は地味な髪型や服装にメガネなどおとなしそうな外見の人が多いんです。
外見に似合わず異様に積極的なんですが、コミュニケーションがズレてるし狭い会場内で追って来るから振り払うのが大変。
さらに怖いのは、それが無言だということです」

こうした親父は、屋外にも頻繁に出現する。
山登りが趣味の柏木玲子さん(OL・29歳)は、休日の登山は基本的に一人で出かける。

「一人で行く理由?
今の所、登山友達っていうのもいないし、複数でいかないと危ないほどの険しい山はまだ登れないので。
何しろ気楽ですから」

登山口の周辺に限らず観光地は交通機関も限定されているため、狭い地域内で同じ人物を何度も見かけることはよくある。
柏木さんをロックオンしてきた男も、周辺の観光案内センターやコンビニ、登山前に少し立ち寄った観光名所で見かけた人物であった。
外見は地味なのに目つきが鋭くプライドが高そうといった、内面のアンバランスさを感じさせる風貌であった。

続く

以下ソース
https://nikkan-spa.jp/1280251

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