性的な魅力に弱い面がありつつ、賢い女性を手に入れたいと考える面も。
男性は性的な魅力に弱くてケチだ、と言いましたが、一方で自分が執着する女性には貢ぎますし、貢げば貢ぐほどその女性に執着します。
実際、銀座のママさんなど「プロの女性」たちは、顧客として男性を定期的に通わせ、さらに、あの手この手で男性にお金を使わせます。

「ドンペリが飲みたいな」
「出張で会えないのがさみしい、お土産を買ってきてね」
「今月は私の誕生日なの、バッグがほしいな!」

こんなふうにいわれたときの男性の心理としては、何とかしてこの女性を自分だけのものにしようとしますし、そうなると、さらにお金を使います。

でも、女性の魅力が性的な魅力だけだったとすれば、数回は貢いだとしても、性的な目的を達成すればそれで終わりです。
銀座のママさんなどとなれば決して若い女性ばかりではありませんし、いくら通っても性的な関係になることはないでしょう。
それでも彼女たちに「貢ぐ」のは、なぜでしょうか。

それは彼女たちが、男性の話にも耳を傾けることができて、適切な対応ができる賢い女性だからです。
男性は、女性に比べてコミュニケーション能力が低い人が多いので、自分の話を上手に聞いて楽しい会話を展開でき、自分を立ててくれる、そういう人には、お金を使ってでも独占しようと思うのです。

これが結婚となればなおさらです。
結局、「モノにしたい」と思うのは、やはり、品があって教養もある女性なのです。

出会ったその日に、ズケズケと年収や生活費の話をする女性がいます。

「ぶっちゃけ、いくら稼いでいるの?」
「月いくらで生活できる?」

女性がこの質問をするのは、結婚した後の生活を考えているからなのですが、あまりにも唐突だと男性は驚きます。
婚活現場では、「月30万円で暮らしてほしい」と言った男性に、「無理!」といってそのままさよならをした女性もいました。

また、「借金はいくらあるの?」と聞くのも同様です。
会社を経営していても借金がある人もいるので、女性としては将来が心配なんだと思いますが、好きでも嫌いでもない初対面の人に年収や借金の額を聞かれたら驚くどころかいやな気分になるに決まっています。

お金は生涯に渡って関係してくることで、生活設計の面でも必要な情報ではあります。
だからこそ、結婚前に具体的な金額について知っておくことは大切ですが、聞くタイミングというものがあります。

こういった質問をすることを、「自分は単刀直入でハキハキしたタイプだ」と勘違いしている女性は要注意です。
男女問わずお金の話は非常にデリケートですし、女性が思っている以上に、年収は経済力や肩書きと合わせて男性のコンプレックスを刺激しかねない敏感なポイントです。
交際を考えている相手であればなおさら、男性から話を振ってくるまで待っていた方が賢明と言えます。

男性の本音を把握してみると、納得がいくことも多いのではないでしょうか。

終わり