まさに、“倫理観なきテレビ局”といわれても仕方あるまい。テレビ朝日が今春、不倫報道のあった2人の女子アナをいとも簡単に現場復帰させ、業界、視聴者をあ然とさせている。その女子アナとは、入社3年目の田中萌アナと、中堅の矢島悠子アナだ。

 田中アナは昨年12月、「週刊文春」(文藝春秋)で、『グッド!モーニング』で共演する既婚者の加藤泰平アナとの“不倫お泊まり愛”を報じられた。その後、両者とも番組への出演は見合わせとなり、田中は謹慎期間を経て、3月24日深夜に放送されたスペシャル番組『バクモン学園 鬼教師・太田と委員長・田中と芸人30人の物語』で復帰。同番組は4月3日からレギュラー化され、田中アナは副担任の設定で、進行役を務めることになった。

 一方、矢島アナは同10月、同じく「週刊文春」で、『報道ステーション』を制作する会社の50代のバツイチ社長との交際が報じられた。矢島アナは2011年春に、『ちい散歩』のプロデューサーと結婚しており、既婚者だが、夫とは別居中とされる。報道後、フィールドキャスターを務めていた『報道ステーションSUNDAY』からはいつしか消え、同番組は4月2日をもって終了した。その矢島アナは、8日より『スーパーJチャンネル』土曜版で、コーナー担当として復帰を果たしたのだ。

「不倫は社会的なイメージが悪いので、他局なら他部署に人事異動となってもおかしくありません。NHKなら、間違いなく地方局に飛ばされていたはず。ところが、謹慎期間はあったものの、2人ともなんのおとがめもなく、ほとぼりが冷めたら、アナウンサーとして復帰とは、なんとも倫理観のない局なのでしょうか……。しかも、矢島アナは報道番組の担当です。さすがに、この措置には開いた口がふさがりません」(テレビ制作関係者)

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