というわけで、コンドームやシートが予防グッズとしてあるわけです。
まずは、男性はコンドーム着用でフェラを受ける、女性はクンニ専用シートを使用することからはじめてみてはどうでしょう。

◆フェラ用コンドーム
◆クンニ用シート「デンタルダム」(正式にはコンドームではなく、歯科用品として扱われているようです)。

不衛生な状態はウイルスに好まれます。日頃から清潔な状態を心がけておくことが大切であるのは言うまでもありません。
そのほか、定期的に婦人科で内診や性病検査をすることは病気の早期発見を促します。

また、HPVワクチンの接種をするという方法もあります。

HPVワクチンは「10歳から15歳までの女性」を対象にしているものだ……というイメージを持つ方は多いのではないでしょうか。
すでに自分は何人かとセックスしてきたからウイルス保有者だろうし、20〜30代でワクチンを打っても意味がない、と。
いやいやそれは間違いなんです。国の「助成対象が」10〜15歳の女性というだけで、予防ワクチンの接種対象に年齢は関係なく、何歳で打ったとしても感染のリスクを大幅に下げる効果を期待できるとのこと
(※自治体によって助成の対象年齢は様々です)。

生フェラ、生クンニが当たり前のセックス文化が日本にあることは事実で、私たちの多くはそれに慣れてしまっています。
でも、オーラルセックスのリスクも理解した上で、前戯を楽しみましょう。
そして、自分や相手のカラダのために、心地よく予防できる対策を考えてみましょう。

終わり