男性なら睾丸をぶつけて苦悶したことがあると思います。女性にはわからない苦しみですね。
いや、女性でも睾丸が男の急所だということは知っています。

こんなことを記すのは睾丸を握りつぶす女盗賊がいたからです。

雲霧(くもきり)のお辰、幕末に出没した女盗賊です。
お辰はこれと狙った男を誘惑して枕を共にしました。
そして、事に及ぼうとしたところで睾丸を握りつぶして殺し、金品を奪ったのです。
雲霧という名は背中一面に雲霧の彫り物をしていたからです。

お辰は青木弥太郎という侍の妾でした。時は幕末、攘夷の風が吹きすさんでいました。
青木は攘夷運動に便乗して、「攘夷御用盗」という強盗団を作りました。
商家に押し入り、攘夷のためだと大金を強請り取り、逆らったら容赦なく殺しました。

お辰も攘夷御用盗に加わり、殺した相手を包丁でバラバラに切り刻み、身元をわからなくしていました。
切り取った生首を手拭で包み、平然と持ち歩いていたというのですから。まさしく男勝りですね。

悪事の果て、攘夷御用盗は慶応元年(1865)に捕縛されました。
お辰は小伝馬町の牢屋敷に入れられましたが、当然というべきか牢名主となったそうです。

三年後、明治維新の特赦で釈放された後に行方知れず、一説には尼僧になったと伝えられています。

幕末にはもう一人、有名な女盗賊がいました。お辰より以前に活躍した鬼神のお松です。
お松は遊女でしたが、侍に身請けされ妻となりました。

ところが夫は殺されてしまいます。夫の復讐を誓ったお松は夫を殺した相手を誘い出しました。
相手は侍、まともに戦っては復讐を遂げることはできません。そこで、川を渡りたいと持ちかけ、おぶって欲しいとねだります。
おそらくは甘い言葉で誘惑したのでしょう。
罠にはまった相手はお松を背負い、川を渡ります。お松は懐剣を抜いて相手を刺殺し、復讐を遂げました。

その後、山賊を率いて様々な村を荒らし回ったそうです。
そして、悪事の末、刺殺した侍の息子によって討たれたのでした。
もっとも、鬼神のお松の話は芝居や講談で作られたものです。

胆の据わった女は怖いですね。

以下ソース
http://www.dansen-web.com/article/detail/4083180/

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