昨年10月、京王相模原線で、およそ10分間にわたって痴漢行為をした20歳の男が逮捕されました。
加害者は、女性の背後から手を入れて胸を触り、さらには女性の手を掴んで自分の下半身を触らせました。
この被害者女性は駅員に突き出すため、男性の腕を掴み「次の駅で降りましょう」と言い、男性はすんなり従って駅で一緒に下車しました。
そして女性は駅員に「痴漢です」と突き出し、現行犯逮捕となったわけです。

驚いたことに加害者は、逮捕されるとは思わず、「(女性と)別の場所に行くと思った」から、騒いだり否認したりせずに下車したのだそうです。
痴漢行為によって見ず知らずの女性が“その気”になり、ラブホテルに誘ってくれた、と期待したのでしょうか。

いつでも、誰が相手でも、スイッチを押されれば(胸や尻、股間を触られる)、女性がその気になるとでも?
男性だって好みの女性からアプローチされたならともかく、見ず知らずの女から強引に迫られたとして、そんなに都合よく心身が反応するとは限らないのではありませんか。

そもそも、自分が許可していない相手から、突然性的に扱われるなんて恐怖です。
痴漢からはじまる出会い、痴漢からはじまる恋、痴漢きっかけでセックスまでしちゃいました……それらはすべてファンタジーとして、脳内で処理しましょう。
AVで楽しめばいいじゃないですか。

“痴漢プレイ”がしたいならば、それは合意を得た相手とプライベート空間でする以外ありません。
犯罪で欲望を満たさないでください。

終わり