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性的暴行の被害にあった少女、加害者の減刑を知り絶望感から自殺していた(画像は『Express.co.uk 2017年6月22日付「Tragic teen Megan’s suicide ‘because appeal judge cut sex attacker’s term’」(ENTERPRISE)』のスクリーンショット)

性的暴行被害に遭った少女が控訴審で加害者の減刑が決まったことを知り、今年2月に自殺するという悲劇的な事件がイギリスで起こった。
このほど自殺した少女の母親が、娘が死の直前にしたためたメールの内容などを明らかにし、大きな注目を集めている。

今年2月20日、たった14歳にして自らの命を絶ってしまったランカシャー州ブラックバーンのミーガン・ホイルさん(14)について、このほど『The Sun』『Metro News』『Express.co.uk』ほかが新たな展開を一斉に報じた。
自宅のリビングルームで薬物を過量に摂取したミーガンさんは意識を失って倒れているところを母親のウェンディ・チャーリーさんに発見され、搬送先の病院で4日後に死亡した。ミーガンさんは12歳の時に強姦の被害に遭い、それ以来うつ症状に苦しんでいたことも分かっている。

ミーガンさんの被害届と証言により警察はその後に17歳の少年(氏名などは明らかにされず)を逮捕・起訴したが、一審の判決を不服とした加害者側は控訴して刑は懲役18か月へと減じられた。
ブラックバーンの検死官裁判所でウェンディさんが行った「その減刑こそが娘を死に追いやった可能性がある」との訴えに今、あらためて注目が集まっているという。

「娘は加害者が減刑されたと知って、『自分は2年も苦しんでいるのにあの男はたった18か月で出所する。これでは釈放となんら変わらない。
検察や裁判所は被害者の心身の傷を軽視している』と言って激しく落ち込みました」

と述べたウェンディさん。

司法に対する強い不満に加え、あっという間に加害者が社会に戻ってくるという不安は中学生の女の子にとってはあまりにも重苦しい問題であったに違いない。
忌まわしい強姦を体験する前のミーガンさんは、どこにでもいるような明朗闊達な女の子であったという。

最期のお別れと謝罪のため、両親、ボーイフレンドのクリストファー・コウゼンさん、姉のベッキーさん(28)、兄のリーさん(25)、妹のポピーちゃん(6)らに次々とメールなどを送ってから大量の薬を服用したミーガンさん。
メッセージは

「この体を最初に見つけてくれる人、私の死を悲しんでくれる人、皆さん本当にごめんなさい」
「お願い、救急車は呼ばないで。私はただ薬の力ですんなりとあの世に行きたいから」
「かつては気丈に振舞っていたけれど、私はもうダメ。あの男に告げてちょうだい。あなたのせいで私は死んだとね」
「あなたがこれを読んでくれたとしても時はもう遅すぎるの。ごめんなさい。私はもう立ち直れない」

といった内容であることも明らかにされた。

なおミーガンさんの遺体については臓器提供がなされ、それにより各種の移植手術を待っていた4名の患者の命が救われたという。

検死局のマイケル・シングルトン氏はこの事件について

「仕事を辞めても、脳裏から消し去ることができずにずっと引きずってしまうケースがあるのではないかと思います。
このたびの事件もまさにそんな一例だといってよいでしょう」

と話している。

以下ソース
http://japan.techinsight.jp/2017/07/yokote201706281114.html

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