インドで多発するアシッド・アタック、婚前交渉をしたムスリム女性の名誉殺人など、男性による女性への不当な暴力行為は枚挙に暇がない。
こうした「女性であること」が原因の暴力・殺人は「フェミサイド(女性殺し)」と呼ばれ、迅速な法整備の必要性が世界中で訴えられている。
そして、この度、フェミニズム団体がアルゼンチンの首都ブエノスアイレスで、同国で頻発するフェミサイドに対する“裸の抗議デモ”を行い、大きな話題となっている。

米誌「Newsweek」などによると、5月31日、120人以上の全裸の女性らが、アルゼンチン連邦政府「カサ・ロサーダ」の前に集合。
スペイン語で「FEMICIDIO ES GENOCIDIO(フェミサイドはジェノサイド)」と書かれた大きな旗を掲げると、女性らはおもむろに服を脱ぎだし、またたくまに全裸になっていったとのことだ。

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画像は「Mirror」より引用

その時の様子を収めた動画を見てみると、全裸の女性らはしばらく沈黙した後、体を大きく揺さぶり、両手を前に突き出しながら、まるで狂ったかのように吠え出したではないか。
最後は全員裸のまま地面に倒れ、死体の山を連想させるパフォーマンスで締めくくられている。

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画像は「Mirror」より引用

アルゼンチン紙「La Nacion」によると、同国では1日に1人の割合で男性により女性が不当に殺害されており、今回の抗議デモを行った活動団体「Artistic Force of Communicative Shock」もそのような現状を憂い、2015年に結成されたとのことだ。
そして、2016年、当時大学生でフェミニズム活動家だったミカエラ・ガルシアさん(21歳)が、2012年に2人の女性をレイプした罪で9年の懲役刑を受けた男(なぜか2016年に釈放されていた)に殺害されたことがきっかけで、同団体の活動が活発化していったという。

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画像は「Mirror」より引用

アルゼンチンの他にも、広くラテンアメリカでフェミサイドは大きな社会問題となっており、毎年数千人の女性が配偶者やパートナー、見知らぬ男らに殺害されているそうだ。
「AFP」(2015年6月3日付)の報道によると、ブラジルでは平均して1日に15人、メキシコでは5人の女性がフェミサイドの犠牲になっているとの統計もある。

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画像は「Mirror」より引用

では、我が国の状況はどうなのだろうか?
警視庁が公開している「配偶者からの暴力事案の概況」を見ると、配偶者やパートナーによるDV(家庭内暴力)の相談件数は年々増加していることが分かる。
この中には男性被害者も含まれているが、その数は圧倒的に少なく、86%は女性が占めている。

日本では未だ「フェミサイド」という言葉を聞く機会はほとんどないが、性別的要因が大きく関与した女性の殺害事件は度々ニュースでも報じられている。
今後の早急な対策が必須となってくるだろう。

http://www.miscopy.com/wp-content/uploads/2017/07/feminism-nothing-value-offer-proponent-attention-extreme-behavior.mp4

以下ソース
http://tocana.jp/2017/07/post_13919_entry.html

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