便ではなく、尿から臭いがする……そんなときはないだろうか?
「臭いの強い食べ物を食べたからだろう」と軽く考えているあなたは要注意!
実は尿の臭いは、身体の不調を伝えるサインかもしれないのだ。

「教えて!goo」にも「尿の臭いの強さと、健康の関係」という質問が投稿されているが、尿の臭いと健康は、どのように関係しているのだろうか?

順天堂大学泌尿器科男性医師によると、特に注意すべき臭いは大きく分けて

(1)強いアンモニア臭
(2)甘酸っぱく、柿の腐ったような臭い

の二つ。

「強いアンモニア臭があり排尿痛などの症状を伴う場合は、尿路感染症が疑われます。
尿が作られてから排出されるまでの経路のどこかで細菌に感染し、炎症が起きている可能性があります。
膀胱炎などの尿路感染症はストレスや疲労による免疫力低下が引き金になることが多く、頻尿、残尿感、排尿痛、時に血尿を伴います」
(順天堂大学泌尿器科医)

尿は腎臓で作り出され、尿管、膀胱、尿道を通って排出される。この経路のどこかで細菌に感染することがあるのだという。

「次に、甘酸っぱい、柿の腐ったような臭いがするときは、ケトアシドーシスの可能性があります。
ケトアシドーシスとは、血中のケトン体という物質が過剰に増え、血液内のpHが酸性になっている状態。
糖尿病や肝機能障害、栄養失調、脱水などが原因で糖をエネルギー源として使用できないと、身体は脂肪酸やアミノ酸を代わりに使用します。
その際に産生されるのがケトン体です」(順天堂大学泌尿器科医)

血液内のpHが酸性になっているため、尿も酸っぱい臭いがするようだ。
そのほか、確率は低いが特徴的な臭いは以下の通り。

「メープルシロップ臭がする場合はメープルシロップ尿症、カビ臭・ねずみ臭がする場合はフェニルケトン尿症の可能性があります。
これらは、アミノ酸代謝に関わる遺伝性疾患で、発生頻度は数万〜数十万人に1人といわれています」
(順天堂大学泌尿器科医)

当てはまる人は病院に行き、原因となっている病気の治療が必要だ。

しかしながら、もちろん臭いの強い食品などを摂取しただけでも、尿の臭いが強くなることはあるという。
特徴的なのはニンニク、玉ねぎ、ニラ、アルコール、コーヒー、カレーなど。

「ニンニク、玉ねぎ、ニラはアリシンという物質が含まれている食品です。
アリシンを食べると悪臭の原因となるアリルメチルスルフィドを産生します。アリルメチルスルフィドは体内で分解されないため血液中に入り込み、汗や尿中に排泄されます。
また、カレーは香りの強い『芳香性スパイス』と呼ばれるスパイスが沢山含まれています。『本格的インドカレー』と謳われているカレーを食べた後に臭いが強くなることは多いです」
(順天堂大学泌尿器科医)

食べ物だけでなく、飲み物にも臭いが強いものは多くある。

「アルコールを摂取すると、エタノールが肝臓で分解された代謝産物であるアセトアルデヒドが尿中に排泄されます。
ほかに、コーヒーの香料の中には体内に吸収されないものがあり、尿中に排出されます」
(順天堂大学泌尿器科医)

ここまでは何となく予想できそうだが、意外なものもあった。

「ビタミン剤やサプリメントも臭いが出ることがあります。
水溶性のビタミンB群やビタミンCを過剰に摂取すると、体内に吸収されなかった分が尿中に排泄されます」
(順天堂大学泌尿器科医)

さまざまなことが分かってしまう尿の臭い。
トイレで放尿したらすぐに流してしまうという人は、これを機に一度自分の健康状態を確認するためにも臭いをチェックしてみよう。

以下ソース
https://oshiete.goo.ne.jp/watch/entry/30bda8b783542bb2c7388a42daefae56/

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